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2024年03月24日

暦月の名称と曜日の謎について

とーとつですが・・・

個人的に長年の謎だった暦月の由来と曜日の謎に関する個人メモであります

季節による変化が殆どないボルネオ島の熱帯雨林を移動して狩猟採集していたプナンの人たちは、
木々の開花と結実、それによって鳥や動物たちが集まる時期と場所が不定期・不特定なので、
開花すれば集まるハチさんの動向により狩猟採集の時期や場所を判断し準備してたそうで、
生活に暦月や曜日はもちろん過去や未来といった時間軸も必要なかったようです

でも賃金労働者はもちろん焼畑をするイバンの人たちを含む農耕民や漁労民、遊牧民にとっては
暦が必要で各地の民族によっては太陽暦や太陰暦などによらない独自の暦があったようで、
自然環境や宗教や言語や国家で暦も千差万別のようです・・・

さらに毎日が日曜日のようなわたくしには暦や曜日は関係ないと思われがちですが・・・
「今週の日曜日」はいつなの?といった長年の謎や、ラテン語由来の1月から12月までの
名称のややこしさなどには、何となくモヤモヤを抱いておりました

解決したからどーだ、とゆーこともないのですが、まだ花見宴会には少し早い時期だし、
天候も不順で自宅に引き籠り中なのでウィキやナショジオから、てきとーにメモしました
(あくまで個人の見解ですが)


(1)暦月の名称についてのメモ(アジアや日本での名称はいずれまた・・・)

・古代ローマにおける最初の暦は初代王ロームルスによる建国年とされる紀元前735年から
→1年を(人間の妊娠期間から決められたと言われる)304日として10か月に分け各月を決めた
→農耕に重要な4ヶ月にギリシア神話やローマ神話の神々の名を当て、後はローマ数字で
5番目の月から10番目の月までとした(冬の2ヶ月は暦に入れなかった)
→農耕の開始月であった現在の3月(マルス神の月)を新年としていた

・この暦では季節とのズレが激しく農耕民に不満があったので2代目の王ヌマ・ポンピリウスが
太陰暦ベースのヌマ暦にして2ヶ月を追加し1年を12ヶ月とした
→名前のない
冬の2ヶ月(現在の1月2月)に神々の名ヤヌス(ジャヌス)とフェブルウスをつけた
→1年は新年マルスからアプリリス、マイア、ジュノー、クワント5、シックス6、セプテム7、
オクト8、ノヴェロ9、ディセロ10、ヤヌス(ジャヌス)、フェブルウスの12ヶ月になった

→約700年後の紀元前47年にユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)がエジプト遠征から
持ち帰った太陽暦で1年を365日(閏年は366日)、新年を冬至に近いヤヌス(ジャヌス)とした
ユリウス暦が制定された
(エジプトではナイル川の氾濫時期と合致する太陽暦を採用していた)

・この時点でクワント5からディセロ10までのローマ数字による6ヶ月の名称は実際の月数字と
2ヶ月ずつズレたけど、そのまま使われた
→ローマの元老院がユリウスによるエジプト暦の持ち帰りを讃えて、クワント5(7月)を
ユリウス(ジュリアス)とした

・その後に初代皇帝アウグストゥスが自分の誕生月であるシックス6(8月)をアウグストとした

・ローマ教皇グレゴリウス13世がユリウス暦の改良を命じ、1582年10月15日金曜日から
グレゴリオ暦になったが名称は変わらなかった
→1月からジャヌス、フェブルウス、マルス、アプリリス、マイア、ジュノー、ジュリウス、
アウグスト、セプト7(9月)、オクト8(10月)、ノヴェロ9(11月)、ディセロ10(12月)までの名称が
今も西洋では定着している(各国語でスペルは異なるが語源は同じ)

そう、だから9月から12月までの4ヶ月だけローマ数字による名称と実際の月数字が2ヶ月ずつ
ズレている・・・つーところまではようやく整理できたのですが・・・

西洋のグレゴリオ暦とそれ以外の暦での12ヶ月の名称の違いや、農耕以外の狩猟採集、漁労、
遊牧などをメインにしていた人たちが使っていた暦月区分と名称(意味)の違い、さらには
季節の有無による違いなどは、まだまだ理解できてません
まあ理解したからといって、どーだとゆーこともないのでしゅが・・・


(2)曜日の名称(と週間)についてのメモ

・諸説あるが週間はバビロニアの暦制を起源とする説が現在では通説
→太陰暦の1ヶ月を月齢(月の相)により4分類(28÷4=7)して7日ごとに1日を休日としていた
→これが1週間で4週間で
1ヶ月(これなら時計やカレンダーは要りませんね)
(1日を24時間に分割することは紀元前1400年ごろのエジプトから始まったが、曜日自体は
それ以前からあり、エジプトでは10日を単位とする独自の週が別にあった)

古代中国の天文学では五惑星(木
・火・土・金・水)と太陽(日)と月を併せた
ものを七曜としていた
(単なる日を数える手段だったが二十八宿と結びついて暦にも記載されるようになった)
→天動説による天球上の動きが遅い(地球から遠い)順に土星・太陽・月・火星・水星・木星・金星で
一日ずつ守護するとされ、七曜の内のある天体が守護する日をその天体の曜日と呼んだ

・日本へは入唐留学僧らが持ち帰った密教教典によって平安時代初頭に伝えられた
→朝廷が発行する暦にも曜日が記載され現在の六曜のような吉凶判断の一助に用いられた
→日曜日は「密」とも記され、これは中央アジアのソグド語ミール(Myr)の漢字による音写
→ゾロアスター教やマニ教で太陽神とされるミスラ神の名称に由来する

・江戸時代の日付の計算においては、借金の返済や質草の質流れなど当月が何日あるか
(29日または30日)が分かれば良いので、七曜は煩わしく不必要とされ日常生活では用いられなかった
→曜日が日本人の生活の中に普及したのは明治初頭のグレゴリオ暦導入以降
→具体的には官庁職員の勤務に週休制を導入して日曜日を休日とした明治9年(1876)から

・イタリア語、スペイン語など多くのロマンス諸語は、キリスト教やローマ神話に由来する
名称を用いるがポルトガル語は例外(下記参照)

・英語やドイツ語、オランダ語といったゲルマン系の言語は、
日曜日 (Sunday) は太陽 (Sun)
月曜日 (Monday) は月 (Moon)にちなみ、ローマ神話の神々に相当する北欧神話の神々の名も用いる

・アイスランド語は日曜日 (sunnudagur) と月曜日 (mánudagur) が太陽と月に由来する部分で
他のゲルマン系の言語と共通するが、残りの曜日は北欧神話の神々の名がすべて排除された名称を用いる

・ユダヤ教では異教となる多神教の神々の名称を忌諱して番号を用い、イスラム教国のアラブや
イラン、キリスト教国のポルトガル(キリスト教以前の神々の名称を忌諱)も同様

・共産主義国家の中国とベトナムでも唯物論の観点から同様に数字で称する
→特定曜日の金、土、日を除き中国語は月曜日、ほかの言語は日曜日を第一日とする番号で表す

さてさて、このあたりから次の謎に続くのですが・・・


(3)「今週の日曜日」
についてのメモ

現時点で「今週の日曜日」と表現した場合、週が月曜日始まりなら未来の日曜日だし、
週が日曜日始まりなら過去の日曜日になりますよね
(
現時点が日曜日なら「今日(あるいは本日)の日曜日」で週は関係ないけど)

わたくしは土曜日が週末で月曜日が週の始まり、日曜日は週に含まないと思ってましたが、
「今週の日曜日」
という表現もしてきたので、以前アップした午前と午後についてよりも
悩ましいところでした

(以下ウィキより抜粋)
ISO 8601は月曜日から日曜日を1から7の数字で表しており月曜日を週の始まりとしている
・JIS X 0301ISO 8601と同一で月曜日を週の始まりとしている
・国際航空業界の時刻表はIATA(国際航空運送協会)のSSIM (Standard Schedules Information Manual)
規格に準拠して月曜日を1、日曜日を7と表記する
→例えば「1_34__7」の表記は、月・水・木・日が運航日であることを示す
・日本の手帳・システム手帳の週間予定表では月曜日始まりのものが多い


つまりISO(JIS)やIATAや手帳に倣った表現だとしたら「今週の日曜日」つーのは、
「未来の日曜日」を表すことになります

いっぽうで・・・

日本の労働基準法に基づく通達は1週間を「日曜日から土曜日までのいわゆる暦週」としている
・小売物価統計調査規則ではテーマパーク入場料の調査日を日曜日と規定している
→これは週の始まりが日曜日であることを前提にしている
・日本のカレンダー(手帳式を除く)では日曜日始まりのものが多い

つまり労基法通達や
統計調査規則、カレンダーに倣った表現だとしたら、
「今週の日曜日」つーのは、過去の日曜日を表すことになります

さらに・・・

・中国語は唐の時代に占いの中で日本語と同じ曜日名を用いたが、現在は日曜日を星期日、
平日の月曜日 - 土曜日を星期一 - 星期六と称する
→中国大陸は月曜日始まりの扱いが多く、香港の中国語カレンダーは日曜日始まりが多い

ベトナム語は日曜日を主日、月曜日 - 土曜日を二次 - 七次を意味する言葉で表す
→近年のベトナム語カレンダーはヨーロッパ諸国やタイと同様に日曜日を週末に配する

・ドイツ語は水曜日を「週の中間」と称し日曜日が週の始まりであることを前提としている
→ロシア語も同様だが週末と平日を区別して月曜日を平日の第1日としている
(わたくしはロシア語と同じ思いだったんですね)

・スワヒリ語は週の起点を金曜日または土曜日としている

そう、中国大陸に倣うか香港のカレンダーに倣うか、ドイツかロシアかベトナムかタイか、
によっても、「今週の日曜日」は過去になったり未来になったりするのでありますね
ちなみにスワヒリ語に倣った場合は未来の日曜日しかなく、スッキリしますね

まあ、概要としては・・・

・週がどの曜日から始まるかは国・文化・宗教などにより様々だが月曜日始まりと日曜日始まりが多い
→欧州では月曜日始まり、アメリカ、ヘブライ語、ポルトガル語、アラビア語、ペルシア語、
ベトナム語、朝鮮語圏などでは日曜日始まりが多く見られる
→イスラム圏では金曜日が公休日であり、週は土曜日から始まる
→日本では諸法令や民間において月曜日始まりと日曜日始まりが混在している

日曜日は週に含まないとしている国もあるようですが、この場合は「今週の日曜日」という
表現は存在しないことになりますね

わたくしは日曜日は週に含まないという前提ですから、今後は・・・
①週の平日なら「さる日曜日」とか「きたる日曜日」とか過去と未来の時間軸で表す
②「〇日前の日曜日」とか「〇日後の日曜日」とか週間制に関係なく表す
③カレンダーどおり正確に「〇月〇日の日曜日」とする
のいずれかで厳格な表記に・・・できるのだろうか

例外的に「今週の日曜日」や
「先週の日曜日」を使用する場合は、世界統一規格である
ISO(JIS)や
IATAに準拠し、月曜日始まりとした厳格な表記に・・・できるのだろうか




m98k at 18:24│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック わからないもの 

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