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2024年04月04日

自宅避難の基礎知識と防災用品大賞

とーとつですが・・・

昨日4月3日に台湾東部沖を震源とする地震が発生、花蓮県では多くの建物が倒壊し余震も続いて
ますが、新しい耐震基準による建物は殆どが無事だったそうです

また我が国では大規模災害時に避難所に行けなった方や避難所で亡くなった方も多くおられ、
現在では自宅での避難(籠城)も重要視されはじめています

わたくしも以前から書いてるとおり、自宅がその災害に対し安全なシェルターとして使えるなら、
たとえインフラが全て破壊されてたとしても(備蓄さえあれば)自宅避難(籠城)は可能ですし、
場合によっては避難所に行くよりも安全快適に過ごせることもあると思っています

今回は最近の
雑誌に掲載されてた、自宅での避難(籠城)に関連する特集をたまたま読んでて、
けっこう役立ちそうな記事があったので、その一部をご紹介させていただきます


まずは・・・

P3255592

女性セブン3月21日号にあった・・・



P3255593

保存版大特集「自宅で避難の基礎知識~備蓄と準備~」であります
(
著作物なので画像掲載に問題があれば非公開にします)

避難所生活には
イラストのような問題があり、他にも集団生活に伴う問題もあるでしょう

ただし繰り返しになりますが
自宅避難(籠城)できるのは、あくまで自宅がその災害に対して、
(余震なども含め)安全なシェルターとして利用可能で、必要な備蓄がある場合ですので、
その点は充分なチェックが必要です





まず分かりやすい在宅避難のための備蓄リストが掲載されてたので参考に・・・
(著作物なので画像掲載に問題があれば非公開にします)

P3255594

具体的な分量の目安(この記事では10日分)もあって参考になりました


以下は記事本文からのランダムなメモです

・自宅の耐震性(新耐震基準から)と地盤(自治体のハザードマップから)を確認しておく
・家具の転倒防止対策、ガラスの飛散防止対策をしておく
・備蓄は10日×人数分を用意(上記リストを参照・ローリングストックも活用)
→ガスや水道より復旧が早い電気でも大地震では10日以上使えないケースもあった
→なので以前は3日分と言われてたが10日分は用意した方がいい
→食料と水、トイレの代替品、カセットコンロは必需品

・冷蔵庫が無事なら停電でも数日はクーラーボックスとして使える(天井まで段ボールを)
→水を入れたペットボトルを凍らせておくと停電時の保冷材になる
→冷凍食品も備蓄食品になる
→停電時の消費は冷蔵庫→冷凍庫→インスタント・乾物・缶詰の順

・被災直後は自分や家族の身の安全を確認・確保、その後に在宅避難が可能かチェックする
→自宅に傾きや損傷があれば、ためらわず避難所へ→ここまでを被災1時間以内に

・水とトイレの管理が在宅避難成功のカギ
→1日1回は避難所に行き給水タンク車がいつどこに来るかの情報を集める

・排水管破損の判断が難しい場合は安全が確認されるまで汚水を流さない
→トイレ代替品を使う
(上記リストを参照)

・きちんと食べる、きちんと出す、ケガをしない、が合言葉
・不自由でも工夫して「いつもと同じ暮らし」を心がけることが命を守る
・断水していなければ風呂にも水を貯めておく(簡易浄水器があれば残り湯も使える)

などなど・・・

ちなみに「マンション防災スマートシート」からの抜粋監修記事もありましたがシートには、
被災直後、30分後、1時間後、3時間後、1日目の残り時間、2日目・3日目と時間を区切って
4日目以降まで、なすべき行動とそれに必要な事前の
備えが分かりやすくまとめてあって、
戸建て住宅の方にも参考になるはずなので、ぜひリンク先pdfをプリントして、被災時にも
チェックできるよう、自宅などに常備しておくことをオススメします




で、もう一冊・・・

P4035588

「日経トレンディ」4月号にあった・・・
"手抜きで"お金を稼ぐ&増やす方法特集ではなく・・・




P4035589

防災用品大賞とゆー特集であります
(著作物なので掲載に問題があれば非公開にします)




P4035591
(著作物なので掲載に問題があれば非公開にします)

EDCすべきゼロ次セット、非常持ち出しすべき一次セット、備蓄すべき二次セットに加えて、
日常でも使える「フェーズフリー品」が浸透すれば備えが強化される、つーのが提唱者の思い

記事には
「例えばポータブル電源を買っている人は(キャンプによく行く人は別として)多くないが、
PHEV車はよく売れている。これは乗用車としても優れているからで、災害時には給電もでき
能登半島地震の被災地でも活用されている」
「どんな優れた防災用品でも普及しなければ役に立たず、日常的に便利に使えて非常時には
助けになる「
フェーズフリー」の考え方が広まれば災害への備えができる」
ともありました

わたくしもキャンプ専用の七つ道具が無事であれば災害時にも使えると昔から提唱してますが、
まあ、当サイトの読者はアウトドア好きやライト好きが多いので言わずもがな、かもでしゅが

記事では①防災グッズを衛生、避難セット、避難・耐震に、②非常食を食事、栄養補給、菓子に、
③防災家電を照明、電源、ラジオテレビに、それぞれ分類して新規性と日常性の観点から
編集部が3段階で評価して大賞を選んでました

(ちなみに
①防災グッズの大賞は「BOS非常用トイレBセット50回分」、②非常食部門の大賞は
「80g尾西レンジ+プラス(5種類)」、
防災家電の大賞は(折り畳みできる太陽光充電ランタン)
「CARRY THE SUN Medium Warm Light/White Belt(ランドポート)」となってました

また「非常食ご飯選手権」として9種類の五目ご飯を高速調理タイプと標準調理タイプに分け
食べ較べてましたが、BESTには100g尾西の五目ご飯が選ばれてました

2011年の東日本大震災以降は非常食の開発が進み、レベルが上って選択肢が広がっている、
ともあり、大賞に選ばれた「
80g尾西レンジ+プラス」のように電子レンジ加熱もできる包装にした
アルファ化米なども昨年から登場してるようです

ただしアルファ化米そのものは美味しく炊けたご飯とは、まだまだ差があるでしょうし、
災害時に生まれてはじめて食べたりしたら、やはり違和感が強いでしょう

そう、インフラが破壊された自宅での避難(籠城)生活では、
①食事はカセットコンロと僅かな水と手元の食材だけで作り、洗い物やごみは最小限にする
②トイレはふだんの水洗全自動とは異なり、自分で工夫して後始末する
③照明は最小限のフラッシュライトとランタンのみ、長期になれば充電も工夫する
④冷暖房がないので暑さ対策、寒さ対策を換気や重ね着など様々に工夫する
⑤インターネット接続が困難で、自分で情報を集める工夫や娯楽を見つける工夫をする
などなど、キャンプ生活との共通点が多く、そんな生活に「慣れておく」ためには、
日頃から家族でキャンプを楽しむことも重要だと思ってます



m98k at 19:19│Comments(0) mixiチェック 災害避難とか | 書斎

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