2025年05月21日
奇縁まんだら全4巻
とーとつですが・・・




瀬戸内寂聴著・横尾忠則画「奇縁まんだら」全4巻のご紹介であります
巻末にあった著者紹介

第1巻の奥付

第4巻の奥付

日本経済新聞の日曜朝刊に2007年1月6日から2011年10月2日まで連載されていたエッセイで、
当時の著者は85歳から89歳、それまでに「この世で出逢い、一度でも感銘を受けた縁者」
136人(すべて故人)についての思い出を綴られたもの・・・
著者は実際には2021年に99歳で亡くなっておられますが、第4巻の「終わりに」には、
「最後の章は、故人となった「瀬戸内寂聴」で締めくくればスマートだなと思っていた」
とありました
全4巻の目次であります








そう、この136人と(少なくとも一度は)実際に会っておられるんですね・・・
本文にも若い担当者から「歴史上の人物と実際に会っていること自体が凄い」と言われた
とかありましたが、読んでて確かに凄いことだと実感しました
テレビでもおなじみだった、よくしゃべり親しみやすく話し上手で聞き上手なタイプ、
酒好きで遊び好きでおしゃれ好き、対談でも対面取材でも多くの相手に信頼されてたようで、
親しく付き合ってた方も多かったのでしょうね
本人も不倫から夫と2歳の娘を残して家出、やがて作家のままで出家と自由奔放な(とんでもない)
人生でしたが、登場する人物の多くも、さらに自由奔放な(とんでもない)人生を送っており、
それらが(遺族の許しを得て)赤裸々に描かれてるので、発表当時から評判になったんでしょう
わたくし、私小説の世界は苦手で殆ど読まないのですが、明治・大正・昭和・平成の著名人の
男と女・男と男・女と女のドロドロした関係も本書で知ることができ、まさに著者を軸にした
「奇縁まんだら」とゆー感じでしたねえ
さらに著者しか知らないエピソードも紹介されてて、多くは慈愛に満ちて描かれてるのですが、
あくまでその観察眼は鋭く行動は素早く、あらためて凄い作家だと知りました
ま、わたくしが著者の私小説を読むことは今後もないでしょうが・・・




瀬戸内寂聴著・横尾忠則画「奇縁まんだら」全4巻のご紹介であります
巻末にあった著者紹介

第1巻の奥付

第4巻の奥付

日本経済新聞の日曜朝刊に2007年1月6日から2011年10月2日まで連載されていたエッセイで、
当時の著者は85歳から89歳、それまでに「この世で出逢い、一度でも感銘を受けた縁者」
136人(すべて故人)についての思い出を綴られたもの・・・
著者は実際には2021年に99歳で亡くなっておられますが、第4巻の「終わりに」には、
「最後の章は、故人となった「瀬戸内寂聴」で締めくくればスマートだなと思っていた」
とありました

全4巻の目次であります








そう、この136人と(少なくとも一度は)実際に会っておられるんですね・・・
本文にも若い担当者から「歴史上の人物と実際に会っていること自体が凄い」と言われた
とかありましたが、読んでて確かに凄いことだと実感しました

テレビでもおなじみだった、よくしゃべり親しみやすく話し上手で聞き上手なタイプ、
酒好きで遊び好きでおしゃれ好き、対談でも対面取材でも多くの相手に信頼されてたようで、
親しく付き合ってた方も多かったのでしょうね
本人も不倫から夫と2歳の娘を残して家出、やがて作家のままで出家と自由奔放な(とんでもない)
人生でしたが、登場する人物の多くも、さらに自由奔放な(とんでもない)人生を送っており、
それらが(遺族の許しを得て)赤裸々に描かれてるので、発表当時から評判になったんでしょう
わたくし、私小説の世界は苦手で殆ど読まないのですが、明治・大正・昭和・平成の著名人の
男と女・男と男・女と女のドロドロした関係も本書で知ることができ、まさに著者を軸にした
「奇縁まんだら」とゆー感じでしたねえ
さらに著者しか知らないエピソードも紹介されてて、多くは慈愛に満ちて描かれてるのですが、
あくまでその観察眼は鋭く行動は素早く、あらためて凄い作家だと知りました
ま、わたくしが著者の私小説を読むことは今後もないでしょうが・・・