BRUTUSブルータス2025年5月15日号奈良・当麻寺編

2025年06月10日

深夜プラス1

昨日、フレデリック・フォーサイスが86歳で亡くなりましたが・・・

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ギャビン・ライアルの「深夜プラス1」とゆー小説のご紹介であります

Bullittさんからwingさん経由でいただいた本で大切にカバーされてます


裏表紙にあった惹句

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奥付

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昭和51年(1976年)初版の文庫本で、いただいたのは第12刷なので当時のベストセラーですね
単行本の初版は昭和41年(1967年)で、原作の出版は1965年・・・

そう、1964年に亡くなったイアン・フレミングの007シリーズ最終作と同年に出版され、
1971年にはフレデリック・フォーサイスの「ジャッカルの日」が出版されて1973年に映画化、
どれも
世界的なベストセラーになってますが、この作品の映画化権については早々に
スティーブ・マックィーンが買い取って、死の間際まで
映画化を望んでいたとか・・・

さらに1967年の鈴木清順監督作品「殺しの烙印」でも本作を参考にされてたそうですが、
結局、
この作品そのものの映画化はなかったようです
もしマックィーンが映画化していたら007やジャッカル同様の名作になってたかもです

まさに「元祖」作品のひとつだったんですね・・・

(Bullittさんによると今は新訳も出ているそうです)

冒険アクション小説も昔から大好きなわたくしですが、この作品は未読でした

以前紹介したマーク・グリーニーの「アーマード生還不能」の元祖つーか、映画でいえば
いわゆるロードムービー、旅の途中で次々と困難(敵の攻撃)が襲いかかるハードボイルドな
アクションもので、さらに
登場人物の殆どが殺し屋で一晩だけの旅のオハナシ、とゆー点では、
けっこうカルトな映画
ブレット・トレイン
の元祖とも言えるのでしょうか・・・

ハラハラドキドキで予想外の展開は今でも充分新鮮で、ハンドガンやクルマの選択について
理由がきちんと描かれてるのも嬉しい限りでした




m98k at 18:25│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 書斎 | ミリタリーグッズ

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