裏庭剪定メモ塞王の楯

2025年07月10日

うつけ者・・・

とーとつですが・・うつけ者であります



表表紙カバー

P6159048

うつけ者~俄坊主泡海~1大坂炎上編と2江戸破壊編の上下巻・・・



裏表紙カバー

P6159049




表表紙カバー裏にあった惹句1

P6159059


2

P6159060



1の奥付

P6159051


2の奥付

P6159050

そう、2年前の新刊であります



1の登場人物

P6159063



2の登場人物

P6159064

わたくし東郷隆作品とは「戦場は僕らのオモチャ箱」以来のお付き合いになります
恐ろしく博学でジャンルも広く、特に「定吉七番」シリーズの大ファンだったのですが、
歴史小説なら村田銃を開発した村田経芳の生涯を描いた「狙うて候」が面白かったです

生まれも育ちも関東なのに関西弁や鹿児島弁のセリフがじつに自然でどちらも圧倒されました

大学で博物館学の研究員をしながらカンプ・グルッペ・ジーペンでの模型製作や評論執筆、
コンバットマガジン編集部から「ヘルガ」シリーズなどを経て定吉七番シリーズから歴史小説へ・・・

まさに多芸多才を絵に描いたような作家ですね

本作のお話は上下巻の惹句にあるとおりですが、史実としての大塩平八郎の乱は1837年、
前年からの天保大飢饉への町奉行や豪商の態度に天誅を加え、幕府を諫めるというもので、
30年後の討幕の動きとは考えがまったく異なると本書にもありました

悪漢退治に動くアウトローになった主人公・・・つーのは典型的な西部劇と同じですが、
例によって当時最新の武器武具の説明や使い方、武芸や幻術などの解説がじつにリアルで、
歴史活劇小説としてのストーリー展開も手慣れてて楽しめました



m98k at 12:32│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 書斎 | ミリタリーグッズ

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