2026春のお花見「あの戦争」は何だったのか

2026年04月10日

世界のお弁当とソトごはん

ほぼ一週間ぶりの記事更新であります


なぜか画像が転んだままですが・・・

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岡根谷実里著「世界のお弁当
ソトごはん」とゆー本が面白かったのでご紹介



著者紹介と奥付・・・もなぜか転んだままですが・・・

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著者の本は以前にも紹介してますが視点が面白く、他にも何冊か読んでてオススメです



目次

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目次を眺めるだけでも腹が減ってきます



この本で訪れた国々・・・

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わたくし前回記事のお花見宴会はもちろん、アウトドア飯もお弁当もソトごはんも、ついでに
キャンプで食べるBBQも鍋物も大好きなので・・・

本書の世界もじつに興味深く楽しめました

以下、てきとーな読書メモです(が著作物なので公開に問題があれば非公開にします)


第1章より
・フィンランド(東部サヴォ地方の一家)
⇒森歩きは夏も冬も素晴らしい⇒「悪い天気はない、間違った服装があるだけ」
⇒森仕事で食べるカラクッコ(略)は密閉されてて日持ちし皿も不要でナイフ1本で食べられる
⇒今は無償の温かい学校給食があり大人には安くて充実した街の食堂がある

・ブータン(首都ティンプーの市場)
⇒市場では古い天秤量りで量り売りしてるが、その支払いはスマホ決済用QRコードで!!!
⇒お弁当は市場で働く人の多くが「象印ランチジャー」の特大サイズだった
⇒エマ(唐辛子)とダツィ(チーズ)を煮込んだエマダツィ
(略)を基本にした何かと大量のご飯
⇒エマダツィは完全に冷めるとチーズの油脂が固まるので温かい方がおいしいから
(探していたパンチュンという美しい竹籠の弁当箱は今はお菓子や小物入れに使われていた)

・オランダ(ライデンでの留学生活)
⇒アジアでは外食は日常的だがヨーロッパでは「ハレのもの」で高い
⇒学生も勤め人も昼食には簡素なチーズサンドを持参している
⇒プロセスチーズで育った私にはオランダで標準的なゴーダチーズのサンドはおいしいのだが、
誰もおいしいとは言わず飾り気もなく「燃料」扱い、それでも誰も飽きることはない

・パプアニューギニア(高地の山中の一家)
⇒高地では週に3日はイモとバナナ、2日はサゴヤシ澱粉、2日は市販のコメ、といった感じ
⇒それなのに6歳の少女でも驚くべき体幹と筋力を持ち、急斜面の畑で働いていた
⇒同行した低地出身者は、村では川魚とサゴヤシ澱粉で暮らせるから、こんな大変な畑仕事は
したことがないし、とてもできないと言っていた
⇒新しい焼畑には昼に弁当を届けみんなで食べるが内容は同じ(コメが一番人気だった)

・モンゴル(ズンハラから馬で1時間の草原の一家)
⇒夏は一番忙しい時期で子どもたちも学校の寮から帰って手伝う
⇒朝5時から前日に加熱し夜に水分を抜いていたチーズを糸でカットして天日干しに
⇒ウシとヤギとヒツジの搾乳作業
⇒その後に生乳の加熱・加工作業
⇒パンと乳製品の簡単な朝食
⇒男はウマの搾乳に、女は加工作業の続き

⇒アーロール(乾燥チーズ)・ボルソック(四角い揚げパン)・朝のミルクティーで2時のおやつ
(アーロールとボルソックは日持ちし作業の合間にも食べる高カロリーの携帯食・保存食で、
原料は毎日搾れる五畜の乳と小麦粉と油だけなので原料保管用の冷蔵庫も不要)
⇒午後も作業が続き日没前に干し肉と雑穀を煮たスープで(はじめての温かい)夕食
⇒夕食後も夜の搾乳作業が続く

・ノルウェー(スカンジナビア半島の北端カラショクの町はずれの一家)
⇒マイナス30度の世界では「凍らない弁当」が必要
⇒普段の寒さならダウンジャケットや動きやすい化学繊維だが、さらに寒いとトナカイの毛皮
⇒遠出の際にはトナカイコートのポケットにトナカイの干し肉(水分が少なく凍りにくい)を入れ
ナイフで削って食べる⇒塩気が強いので火が熾せるなら削ってスープにする
(先住民サーミ人も子どもの弁当はオスロと同じ「マートパッケ(伝統的なサンドイッチ)」に)


第2章より

・インドネシア(バリ島のビーチから外れた静かな村の一家)
⇒一日分作った朝食で余った分のおかずをガラス棚に入れ各自が弁当に詰めるシステム
⇒夕食は残ったおかずに簡単な一品を足すぐらい
⇒空いた時間は神様へのお供え花チャナン作りや寺院での踊りやガムランの稽古
⇒観光で豊かになり信仰や伝統が薄れるのではなく、逆に供物や祭りが豪華になっている
⇒昔は神様のいる火と水は数か所だったが今はガス台やウォーターサーバーもあるので多い

・トンガ(ヴァヴァウ島の村の大家族一家)
⇒伝統的な食文化は海で獲る魚・畑のイモ・生えているココナッツの実
⇒どれも貯蔵の必要がなく、いつでも入手できるので、みんなのんびりしている
(ビーチで網を入れ魚を獲るのさえめんどうだとサバ缶が大活躍している)
⇒シェア文化が徹底しており昼の弁当だけでなく安価で高脂質なスナックも子どもの頃から
分け合うので???肥満率77.1%は世界トップクラス(もともと遺伝的に体格も大きい)

・インド(南部タミルナドゥ州ニルギリ丘陵地域イルラ民族の一家とポンディシェリの一家)
⇒サンバル(スパイススープ)とチャパティとご飯の基本はほぼ同じでも、
⇒食べられる食材は同じヒンドゥー教徒の中でも異なりカーストでも民族でも地域でも異なる
⇒多様な食の要求に応えるためティフィン・ダッバー(三段ステンレス弁当箱)で、それぞれの
家から手作り弁当を届けるダッバー・ワーラーがムンバイで発達した
⇒他の地域でも惣菜の持ち帰りなどに大型が使われている

・ボツワナ
⇒首都ハボローネのビジネス街の昼だけの弁当屋(小150円大200円でも収入からは高い)
⇒主食(トウモロコシ練り粥やライスなど4種類から一品)・メイン(焼きチキンや煮込みビーフなど
3種類から一品)・野菜(炒め物、煮物、サラダなど5種類から好きなだけ)を選ぶ仕組み
⇒ただし、どれも家庭と同じものなのに、なぜ家から安い弁当を持ってこないのか?
⇒練り粥もインディカ米ライスも冷めると澱粉が老化するし気候的にも傷みやすいから

・ヨルダン(ワディ・ラム沙漠の四角いテントに住むベドウィン一家)
⇒ラクダが「砂漠の船」でナツメヤシが「生命の樹」の理由
⇒ラクダは沙漠を移動中でもミルクが搾れ、ナツメヤシはオアシスだけに生える木で、
実のデーツは収穫乾燥せずとも水分が抜けて、そのままドライフルーツになる
⇒どちらも砂漠を移動するのに不可欠の携行食だったから

・台湾
⇒世界でも有数の外食文化があり、温かい食事が基本
⇒職場でも学校でも昼食の弁当は近くで温かい弁当を買っている
家から弁当を持参することはまずないので職場にも学校にも電子レンジはない
⇒基本の弁当はご飯の上に副菜の炒め野菜が1~2種類、その上に肉などの主菜がどーん
⇒「台湾鉄道の本業は弁当」と冗談を言われるほど台湾の駅弁は人気
(略)
⇒台北で人気があるのはビュッフェ形式の「自助餐」
(略)
(多くの品数から選べて安く持ち帰りもできるので昼食にも夕食にも利用されている)

⇒台湾語で弁当は「便當」だが今では日本の弁当とは意味が異なってきている
(昔の飯包が日本統治時代に
便當になったが、)
⇒今では「ご飯と副菜と主菜のある「完全な食事」が
箱に入ったテイクアウト品」が便當で
麺など単品のテイクアウト品は
便當とは言わないし、家から持っていく弁当のイメージもない
⇒惣菜店でも食堂でもテイクアウトメニューには品名(単品)と品名
便當(ご飯と副菜入り)が
あり、
便當は単品の倍の値段とかになっている(略)

・韓国
⇒小中高まで無償完全給食で内容も充実している(寮生活では一日3食)
⇒ただし遠足などでは弁当持参だがメニューはキンパ(韓国海苔巻き)が定番
(略)
⇒韓国最大の弁当チェーンには広いイートインスペースがありインスタント麺と弁当が定番
⇒台湾とは対照的にコンビニ弁当も日本と同じ仕切りの多い弁当箱(小鉢料理の伝統から?)
⇒家から弁当を持参する人はいなくなったが昔のアルミ弁当箱がイカ・ゲームから流行中
(アルミ弁当箱をよく振ってご飯とおかずを混ぜて食べる⇒ビビンパの伝統から?)


第3章より

・ポーランド(シロンスク地方の親友夫婦)
⇒実家の庭での焚き火料理
⇒専用の「三本脚付き鋳物鍋」に様々な野菜類や肉類を入れ密閉して焚き火へ
⇒マシュマロやソーセージを焼きながら1時間ほどで焚火による圧力調理が完成
(略)
⇒この地方は製鉄が盛んで、この焚き火専用の
鋳物鍋も近くで作られたもの

・フィンランド(ヘルシンキ郊外の街に住む一家)
⇒日本のキャンプ飯の進化が凄いが、フィンランドのアウトドア飯はその逆をいくもの
⇒サウナ小屋と湖の往復の後には焚火台でマッカラ(大ぶりのソーセージ)を焼くだけ
⇒焚火台には焼き網もあり他のBBQもできるのに誰もがマッカラだけで満足している
⇒しかも使われるマッカラは自家製とかではなく普通のスーパーのパック品
⇒向うのベンチに座ってる海パン1枚のおじさんはビール片手にマッカラにかぶりついて、
満面の笑みを浮かべている
⇒もう、これ以上の幸せがあるかと、こっちが幸せな気持ちになる(わかるなあ)
⇒別の家族のサマーコテージでも同じくマッカラだけだった(冬の自宅でも暖炉で焼いてたが)
⇒国立公園内にも焼き網付き焚火台があり「マッカラのために木の皮を剥ぐのは禁止」と
明記されており、それほどマッカラへの執着は強い

⇒サウナでも森でも湖でも焚火でマッカラだけなのはなぜか・・・
自然があまりにも美しく、それを存分に楽しめる夏があまりにも短いから
⇒料理を考えるなんてもったいない、これで十分だと・・・
(フィンランドの生活満足度が世界一高いのは「これで十分」を知っているから?)
⇒アウトドアアクティビティに事欠かないフィンランドらしい、アウトドアご飯の楽しみ方の
心構えを教えられた気がする

(わたくしも、日本のキャンプは殆どが1泊か2泊なんだから「これで十分」の心構えで???
ホントは作るのがめんどーで???いつもシンプルな焼き肉と鍋だけです)

・ペルー(クスコから車で2時間の高地オクラ村の一家)
⇒ペルーはジャガイモの原産地で数千種類あると言われている
⇒訪問した6月は収穫期で畑で堀りたて各種をワティア(土焼き芋)にして食べた
(略)
⇒仕事終わりに枯草混じりの土を被せておけば翌日も土焼き芋ができるので畑への弁当は不要
⇒芋は洗わず調理でき鍋も水も食器も不要で、余ればポケットに入れて持ち帰れる
⇒標高4000mで米を炊けば(88度で沸騰するので)芯が残るが芋なら60度前後で澱粉が固化する
⇒インカ帝国の繫栄もジャガイモがなければ成り立たなかったはず

・ヨルダン(ワディ・ラム沙漠の四角いテントに住むベドウィン一家)
⇒砂漠で枯れた小枝を集めて焚き火をして砂を熱し、灰を丁寧に崩して平らにする
⇒その上に鍋で水と塩で練った小麦粉を丸く伸ばし、上に熱い砂と灰を被せる
⇒15分ほどでひっくり返し、さらに10分ほどでパン
(アルブード)が完成する(略)
⇒枯草の上に置き棒で叩いて灰と砂を落とし、こすって焦げを落として手で割って食べる
⇒これがオーブンも窯も使わない砂漠のパンの焼き方

・ウズベキスタン(サマルカンドの一家)
⇒大学生たちとバスで1時間ほどの郊外にある「ピクニック場」に行った
⇒森の中に一段高く整地したピクニック場があり、そこへ各自が持参した絨毯を広げる
⇒ドラム缶を切ったような窯が設置されており巨大中華鍋のようなカザンで女子が調理する
⇒大量の油にジャガイモ、牛肉と入れるが盛大に油が飛び散る⇒屋外でしかできない料理
⇒カザン(鍋)で作るカバブ(肉料理)なのでカザンカバブ
(略)
(タンドール窯で焼くタンドールチキンと同じか)
⇒大皿に盛り、作ったサラダと持参したパンと自家製コンポートの瓶詰で食べた
⇒絨毯も食器もフォークもふだん家で使っているものを持参していた
⇒帰宅後の夕食は牛肉とジャガイモの煮物でおいしかったが、あの豪快に油を飛ばした
アウトドア飯とは全くの別物で、帰国後にも真似してみたが遠く及ばなかった

・インド(ミャンマーとの国境に接するナガランド州に多いアジア系の一家)
⇒街から車で30分の「ファーム」へ
⇒畑以外に動物エリアも宿泊小屋もあり「ファームステイ」も考えて開発中とのこと
⇒川魚に乾燥唐辛子・粉唐辛子・発酵タケノコ・バナナのつぼみなどをまぶし青唐辛子も
⇒裏の竹林で採ってきた1mほどの竹3本に詰めてバナナの葉で栓をする
⇒焚火の囲炉裏に立てかけ2時間で「ポンセン」が完成
(略)
(竹の水分で蒸し焼きになるので水は不要)
⇒手でご飯と混ぜて食べるが、ナガ人はキリスト教なので左利きの人は左手で食べる

(留学生のお弁当⇒6人6地域6種類⇒略)

(世界で進化する日本のおにぎり)
⇒動画で見るコンビニ三角おにぎりが日本のイメージになっており最近は海苔巻きも多い
⇒ただし米にも味が付いてて米粒がやわらかくてつぶれている
⇒米自体を味わう感覚はなく具材のクッションのイメージ
⇒帰国してセブンイレブンのおにぎりの凛とした粒立ちに息を吞んだ
⇒世界各地のおにぎりは食べ応えもバリエーションもあって好きだが、それらに出会うにつけ、
日本人の米自体のおいしさに対する執着に向き合わされる

(日本で作る世界のお弁当レシピ5種類⇒略)

・・・・・・

わたくしが本書で紹介されてた国や地域で訪れたことがあるのはモンゴルの草原だけで、
15年前にゲルに暮らすご一家を家庭訪問
アーロール(乾燥チーズ)やボルソック(揚げパン)と
バター入りミルクティーで歓迎していただいたのが懐かしいです

まあ、今後は本書で紹介されてた他の地域を訪れることなど、もうないかも知れませんが、

これらの料理を日本で味わえる可能性は残っており、その際に基本の具材や調理法などを
知ってるだけでも、その国や地域出身の人たちと仲良くなれそうです




m98k at 18:18│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 書斎 | 糧食、飲料

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