ファミリーキャンプ入門

2006年09月17日

ファミリーキャンプ入門1 はじめに

(期間限定のお知らせ)
きたる10月7日から9日まで、熊野でキャンプ宴会をやる予定です。
興味のある方は、前日ぐらいまでに、こちらの記事のほうへコメントをお願いします。にっこり

(このカテゴリの記事は降順ではなく昇順、古い記事から順番にしています。)


このブログサイトにお越しになる方は、懐中電灯好き!や、ミリタリーグッズ好き!
の方が多いのですが、キャンプグッズの検索で立ち寄られる方も結構おられます。

わたくし、中学生の頃からキャンプをはじめて、上の息子が幼稚園に入る頃からは、
ずっとファミリーキャンプを楽しんできました。
さすがに子どもたちがクラブ活動とかで忙しくなると、必然的にファミリーキャンプの
回数も減りましたが、それでも幼い頃からのキャンプ仲間に会えるので、高校生ぐらいまでは
たまにグループでのファミリーキャンプには参加してくれてました。

この間いろんな試行錯誤を繰り返し、いろんなグッズも揃えましたが、最低限必要なもの、
あれば便利なもの、邪魔になるだけのもの、など、そのうち整理したいと思いつつ、
ついつい月日が流れていきました。困った

先日、ある懐中電灯マニアのブログサイトで、これからファミリーキャンプをはじめます、
という記事があり、若いファミリーのお役に立てればと、このカテゴリを作ってみました。
なので、このカテゴリはファミリーキャンプの入門記事にしたいと思っています。

ですから・・・

極悪宴会キャンプ乾杯拍手クラッカーショック、とか、
フラッシュライト照射キャンプ電球拍手ショック、とか、
決死の激流下りキャンプ泳ぐ大波ショック、とか、
みじめな極貧ソロキャンプラーメンダメショック、とか

については、別のカテゴリーをご覧くださいね。にっこり

また、コメント欄にも役に立つご意見をいただき、若いファミリーにも愛読されるような、
花「上品で、ためになるカテゴリー」花にしたいので、ぜひご協力をお願いします。
だっ、だれだ、絶対不可能なんていってるのは・・・怒る


で、はじめに前提なんですが、このカテゴリーでは、


幼稚園前ぐらいから小学6年生ぐらいまでの子どもとその両親で、
クルマを使って、はじめてファミリーキャンプに行く場合の、
必要なものや、その使い勝手などを記事にしたいと思います。

グッズの紹介編に入る前に、まず両親どちらにもキャンプ経験がまったくない場合は、
知り合いのキャンプ慣れした家族に一緒に連れていってもらうか、
キャンプクラブなどの主催するイベントへの参加をオススメしますが、その場合でも、

1 二泊三日の日程で、
2 春か秋の暖かい季節に、
3 天気予報で晴れの確率が多いときを選んで、
4 水洗トイレや温水シャワーのあるオートキャンプ場、

をオススメします。

ただし慣れれば二泊三日より、本当は三泊四日が理想的だと思っています。
さすがにそれ以上長いと一家族だけのキャンプでは、ちとダレてきましたが・・・

二泊三日なら、
一日目は移動と設営が中心、
二日目はハイキングや川下り、釣り、水遊びなど、家族ぐるみのイベントを中心に、
(キャンプ場によってはレンタサイクルやカヌー教室、釣堀までありますね。)
三日目は撤収と移動が中心で、余裕があれば観光や温泉に・・・
という基本的なプランになりますし、最初はそうすべきでしょう。

一泊二日だと、近くのキャンプ場でも移動設営日と移動撤収日だけになりますので、
楽しく過ごしたいならできるだけ避けるべき、と体験上感じています。

これが逆に三泊四日になると、丸一日、それぞれが好きなことをする日ができます。
子ども達も三日目までに基本的な遊び方を教えておくと、自然の中で、
自分の好きなことを夢中になってやるようになります。
我が家の場合は長い間、昼は川への飛び込みと河原での石積み、夜は焚火番でした・・・
その間、お父さんはタープの下でひたすらビール、
お母さんはスケッチや読書とワイン・・・
ほんとうは、これがファミリーキャンプを楽しむコツだと思っているのですが、
なかなか四日間もの日程は組めないのが実情でした。ううっ

二泊三日の日程なら、二日目には家族ぐるみのイベントを必ず入れましょう。
子どもたちも慣れてくれば、二日目も好きなことをするようになりますが、
やはり最初は、何をしていいのかわからず、炊事ばかりで飽きてしまい、
もうキャンプなんか行かない!ということになってしまいます。

こう考えると、最初のファミリーキャンプは三時間か遠くても四時間以内で行ける、
設備の整ったオートキャンプ場に、季節のいい、天候のいい時に二泊三日・・・
ということになってきます。

ファミリーキャンプでの料理レシピや遊びの詳細はいずれ別の記事にしたいと思いますが、
我が家の場合の、典型的な二泊三日の食事パターンであります。

一日目の朝は、自宅か車中で簡単な朝食、
昼食は沿道の名物料理か高速のP.A、あるいは到着してから途中で買ったお弁当とビール、
夜は簡単バーベキューか、途中で買った地元のお刺身やお寿司とビール、
二日目の朝食は簡単サンドとコーヒーやジュースとビール、
昼は川下りなどのイベント中なので、カップ麺やそうめんとビール、
あるいは、朝一緒に作った簡単サンドのお弁当とジュースやビール、
ただし二日目の夜だけは、みんなで様々な料理を作ってました。
そして三日目の朝は、昨夜までの残り物か、前日と同じ簡単サンド、
昼過ぎまでキャンプ場に滞在する場合は、すぐに片付けられるカップ麺、昼前に出発した場合は、
やはり途中の食堂などで昼食、夜の帰宅になる場合は夕食も外で済ませて帰ってました。

このパターンだと、本格的に野外で料理を作るのはたった1回だけ!
ですから、この二日目の夕食だけは、時間をかけてみんなで作りました。
この時に両親が教えるナイフや包丁、バーナーなど調理器具の使い方、調理方法などは、
自宅の台所よりシンプルで、本当に基本的なことだけを教えることができました。

そう、料理に手間をかけるのは、最初はこの程度にしておかないと、
キャンプ中は炊事ばっかりしていた、もうキャンプなんか行かない!
ということになりかねません。にっこり

と、次回からファミリーキャンプに役立つ、基本的なキャンプ用品を紹介する予定です。


9ce4d68f.jpg


P.S
慣れてくれば、なにもない自然の中でのキャンプや、雨のキャンプも楽しいものですが、
いくら両親がキャンプのベテランでも、最初の頃は敬遠しましょうね。
天気や家族の健康状態が少しでも悪いときは、思い切って延期する勇気も持ちましょう。
ま、家族全員風邪気味で雨の中を出発、結局三日間とも雨でしかも二日目は暴風雨、
それでも楽しんできた経験もあるのですが、こちらはいずれ「ファミリーキャンプの達人」カテゴリを作って・・・にっこり

at 01:32|PermalinkComments(6) mixiチェック

2006年09月22日

ファミリーキャンプ入門2 テント・マット

(期間限定業務連絡)
きたる10月7日から9日まで、熊野でキャンプ宴会をやる予定です。
興味のある方は、前々日ぐらいまでに、こちらの記事のほうへコメントをお願いします。にっこり


えーっ、このカテゴリ、最初のグッズ紹介は、やはりテントにしたいと思います。

ファミリーキャンプ専用に最低必要な、七つ道具といえば、

1テント・マット
2タープ
3イス・テーブル
4バーナー
5クーラーボックス・保冷材
6水タンク・専用台
7そして明るいランタンと懐中電灯いっぱい!・・・ぐらいでしょうか。キラキラ電球キラキラ

あとの炊事道具や寝具なんかは、とりあえず家庭にあるものでも代用できると思いますが、
これら七つ道具だけは、ファミリーキャンプ専用に家族の人数にあったものを揃えたほうが
いいと思います。キャンプに行かなくなっても災害備蓄用として使えますし・・・

ま、釣り好きのお父さんなら、クーラーボックスとかは持ってるでしょうし、
水道があっても必需品の水タンク(各サイトに専用のシャワーや水道がある場合は別ですが、
特に子どもには、すぐに使える蛇口付きの大型水タンクが絶対必要です。)
なんかは安いもので充分、ほかのグッズも最初はお安いものでいいのですが・・・

テントだけはしっかりしたものを揃えましょう!

ただし本格山岳用の大型ドームテントはお値段がお高いわりに高さがないし、
ロッジ型のスチールフレームのテントは、やはりお高くて組み立てが面倒。

で、わたくし最初は特価9800円の大型ドームテントでファミリーキャンプをやってました。
フレームは重いグラスファイバーで本体は安物ナイロン、裾が短く防水性の悪いフライシート、
ボトムはブルーシートと同じP.Eで、寝返りを打つたびにべリべリと音がしました。
安物はどうしても縫製が悪く、縫い目からの浸水もありました。
大型になると目止め液を塗るのも大変ですし、シームテープ処理も必要ですし・・・

何度かひどい目にあったわたくし、当時としては高級品だったダンロップのダルセパクト
シリーズを思い切って購入しました。

ダンロップ独自の吊り下げ式で、内部の大きさは2m10×3m、大人が立てるだけの高さもあり、
親子四人でゆったりと寝ることができました。
ロッジ型とドーム型の中間でフレームはグラスファイバーとアルミの併用、出入り口に別売りの
タープとサイドタープをファスナーで接続すればリビングも一体になるスグレモノでした。
一晩中の豪雨で芝生のサイトが水たまりになったこともありましたが、内部への浸水はなく、
台風の直撃にも耐えてくれました。

「このテントなら、少々の悪天候でも一晩過ごせる。」という安心感は、
ファミリーキャンプではとても重要です。
タープだけでは雨風にさらされますし、タープを畳まなければならないような風雨でも、
しっかりしたテントさえあれば、その中で家族で楽しく過ごすことができますし、
調理や食事だって工夫すればできます。

小川テントのロッジ型なんかは、居住性は抜群なのでしょうが、わたくしやはり、
シンプルなドーム型テントと、シンプルなスクエアタープの組み合わせをオススメします。

タープについては、別の記事で紹介したいと思いますが、さすがにダルセパクトの防水性が
怪しくなってからは、コールマンのオアシススクリーンタープをテントがわりに使ってました。

このオアシス型というのは、ヨーロッパ人のアフリカ探検で使われた歴史のあるテント形式で、
なかなか風情のあるスタイルであります。

三本のポールを本体の張力で支えるという方式で、弾力性のない当時の木製ポールでも、
きれいに張れてたようで、風にも比較的強い形状であります。
この中にGIコットを四つ並べて、コンテナケースをサイドテーブルがわりにすると、
土足で出入りできる、風通しのいいテントになります。
フルフラップ付ですので、寒い時や雨風のときにも対応できましたが、構造上、10本以上の
ぺグをしっかり打てる、平坦なサイトにしか張れませんでした。

暑い時期に芝生などの整備されたサイトへ行く時には使いますが、最近は何もない河原での
キャンプが多いので、あまり出番はなくなってしまいました。ううっ

やはり自立式のドームテントだと設営も簡単、ペグを打てないところでも石などで固定できます。

今なら、お値段的にも性能的にも入門用にはコールマンのドームがベストではないでしょうか。
天窓のついたのやスクリーンタープと接合できるやつ、補強ポールつきなど各タイプがありますが、
わたくし・・・
きっぱりと割り切って、270cm四方以上の一番シンプルなコールマンをオススメしておきます。

ホームセンターや量販店でも、コールマンならたいてい扱ってますし、
秋になるとたいてい、処分大特価!になりますし・・・わくわくラブ

さて、しっかりしたテントにも、テントマットは必需品であります。

極貧ソロキャンプや決死の激流下りキャンプ、はたまたサバイバルゲームの夜戦キャンプなどでは、
柴や枯葉などをてきとーに敷いて、そのまま倒れ込めば眠れますが!わ、わしはオランウータンか!
ファミリーキャンプで、普段ふかふかのお布団で寝ている家族にとっては、
たとえ芝生のサイトでも、ゴツゴツした地面を感じますし、
地面から奪われる熱量は、暖かい季節でもかなりのものになります。

ですから、テントマットも必ずセットで持参しましょう。

エアマット、ウレタンマット、インフレータブルのスポンジマットなどなど、
いろんな種類のマットがあり、それぞれ試してみましたが、わたくし・・・

きっぱりと割り切って、最初は一番お安い「銀マット」をオススメしておきます。
1m×2m×1cmのやつなら、最近は量販店で数百円から入手できますね。わくわくラブ

結局、ドームテントの下にブルーシート、
(敷くことで、ボトムの防水性や耐久性に格段の差がでます。テント本体の底辺より5cmほど
小さくしてサイトに敷いておきます。微調整はテントのペグを打ってから。)

テントの中には断熱、クッションのための銀マット、
(整備されたキャンプ場ならこれだけで充分ですが、岩や石のゴツゴツしたサイトなら、
厚みのあるスポンジ入りのエアマットが最適です。ただし、家族分ではお値段が困った)

銀マットの上に、毛布か、暑い時期にはタオルケット、
(寒い時期や高原を除きシュラフ(寝袋)は使いませんでした。
シュラフを持つにしても、封筒型でフルオープンにして掛け布団や敷布団として使うほうが、
子どもたちがテントの中で遊べます。)

そして銀マットは滑るので、毛布やタオルケットとは、事務用クリップで固定しておく。

と、まあ、これが我が家の標準仕様でした。
さて、みなさんのぶるじょわファミリーキャンプはいかがでしょう・・・にっこり

bec80190.jpg

奥はコールマンのシンプルなドーム型、手前はモンベルのモノポールシェルターであります。
くれぐれも、こんなシェルターでファミリーキャンプに行くのは避けましょうね。ううっ


追記です
テントマットについてのより詳しい説明を、こちらの記事の後半にまとめてみました。

さらに追記です。
わたくしの使ってきた「テントの変遷」についてもまとめてみました。

 

at 23:00|PermalinkComments(8) mixiチェック

2006年10月01日

ファミリーキャンプ入門3 タープ

(期間限定のお知らせ)
きたる10月7日から9日まで、熊野でキャンプ宴会をやる予定です。
興味のある方は、前々日ぐらいまでに、こちらの記事のほうへコメントをお願いします。にっこり


ファミリーキャンプ入門カテゴリの三回目はタープであります。

タープもファミリーキャンプの必需品であります。きっぱりと
オートキャンプ場でも、タープを持参していないファミリーがたまにおられましたが、

悲惨でした・・・

また、川下りのべースキャンプは、たいていトイレのある広い河原でしたので、
バイクツーリングの方も多く、彼らもコンパクトなテントだけでタープはなく、

やはり悲惨でした・・・

ま、バイクツーリングの若者の場合は、その悲惨さを楽しんでいる風情でしたが、
ファミリーキャンプではそんな訳にはいきませんし、家族に快適に過ごしてもらわないと、

「もうキャンプなんか行かない!」ということになってしまいます。

やはり、しっかりしたテントとは別に、安物でもいいのでタープは用意しましょう。

さて、タープにもいろんな種類があり、わたくしが使ったことのあるやつだけでも、

スクエア型(いちばんオーソドックスな長方形)

ウィング型(有名なライトモダーではなく翼を広げた菱形になるもの)

ヘキサ型(ウィング型の投影面積を大きくするため六角形にしたもの)

その他にもオクタ型とか、派生型がいっぱいあるようです。

これらは基本的にポールとライン(細引き)を使って、ペグなどで固定するものですが、
これ以外に、自立式のドーム型や、ロッジ型などもあります。

また、その中間的なものとして、クルマとポールを利用するもの、テントとポールを利用するものや、本体の張力で張るオアシス型なんかがあります。

ドーム型やロッジ型は、虫除けのスクリーンやフラップのついたものが多く、
「どうしても虫はいや!」というファミリーには、設営が簡単で、
子どもが引っ掛けやすいラインを張らずに(最小限で)すむドーム型、しかも、
雨や風も防いでくれるフルフラップのついたものをオススメしますが・・・

ドーム型タープは開放感がありません・・・

せっかく自然の中で過ごすのですから、虫対策は虫除けグッズや明かりの工夫で、
ラインの処理はマーカーや蛍光ラインなどの工夫をしてでも、わたくしは、

ヘキサかスクエアをオススメしますきっぱりと

ウィング型はきわめてシンプルで風にも強く、じつにきれいなのですが、
さすがに投影面積がファミリーには小さいです。

スクエア型は、開放感があり投影面積も大きく、いろんな張り方もできますが、
最低6本のポールに8~12本のラインが必要で、張り方の工夫などは、やや慣れを要します。

ですから慣れるまでは、2本のポールと8本のラインできれいに張れるヘキサ型、
慣れてきたらいろんな張り方ができて、一番開放感のあるスクエア型、

というのがベストだと思います。ただし前回も書きましたが、
悪天候になればしっかりしたドームテントの中へ、というのが前提であります。

素材は、光を全く通さず透湿性もあるという、ダンロップのブラッククロスが最高!
なのでしょう、たぶん・・・
けっこうお高いので、わたくし使ったことがありません。ううっ
それに、大きなスクエアやヘキサの製品はなかったと思います。

他に、アルミ蒸着タイプというのもあり、直射日光下でも涼しくてオススメなのですが、
ま、最初はそれなりの防水性さえあれば、お安いポリエステル製でも充分でしょう。

ポールにしても、高さ調整なんて・・・斜めにすればいい!だけですし、
ヘキサなら、ポール以外のラインの取り方で工夫できますから、
付属の安物で充分であります。これもきっぱりと。

このサイトは基本的に「モノ」の紹介ですので、張り方の工夫には触れませんが、
テントやタープセットにおまけでついてるペグ類以外に、
長いプラペグと安物スチールペグ、しっかりしたハンマーだけは揃えておきましょう。

芝生や柔らかい土なら、長いプラペグをゴムハンマーで、
固い土ならスチールペグをスチールハンマーで、
岩場なら大きな石を利用して、砂ならレジ袋とかを利用して、
ラインをしっかり固定しましょう。

マトモな自立式ドームテントの場合、余程強い風でも予測されない限り、
わたくし、ボトムへの最小限のペグだけで補助ラインは張りませんでしたが、
スクエアタープやヘキサタープの場合は、ラインにかかる荷重は相当なものです。
ですから2本のメインポールには最低2本ずつ、場合によっては3本のラインが必要ですが、
きれいに張ったタープは、少々の風ではびくともしません。

で、これらのタープの問題はやはり、

「あっ、おとうちゃんずるい、自分だけ「昔ながらのソース焼きそば」を!」

「わっ、走ってくるな、次のやつをやるから・・・」

どたっ

「えーん、痛いよう。」

「ほうら、見事にラインを引っ掛けてコケやがった。
あっ、ラインを掴んで起き上がるんじゃない・・・わっ」

ばさばさばさ

「えーん、わしの「昔ながらのソース焼きそば」が、倒れたタープの下敷きにぃ・・」

ま、要所にマーカーをつけて、しっかり指導すればいいのですが、夜はちと危険ですね。

で・・・こんなのもあります。
be5e6033.jpg
ちなみに図のように中途半端にペグを打つと、ソース焼きそばがタープの下敷きに・・・
ペグは最後まできちんと打ちましょうね。抜くのに若干苦労しますが・・・

で、画像左のFENIX L0Pで遠くから照らしてみると・・・
d3dfa4fe.jpg
露出オートでは判りにくいですが、かなり遠くからでもキラキラ反射します。


P.S
サイズの記述を忘れてました。

ヘキサタイプなら、2本のポールと平行方向にテーブルの長辺を置いて、
そこに四人家族が二人ずつ対面にイスに座って、
その状態で雨や日差しをしのげて、そのまま立ち上がったりできるサイズ・・・
本当はポール間で5mは欲しいです・・・
でも、かなり大きくなりますね。
わたくし、4mサイズでなんとかしのいでました。
スクエアなら、4mでもゆったりするんですが・・・

それにヘキサはメインポールの二点以外の四点は、通常ポールなしですので、
そこから伸びるラインを、かなり長くしないと高さが稼げません。

ちっちゃな区画のオートキャンプ場なら、となりの区画にはみだしてしまいますね。
必然的に角度が急になり、有効に使える面積はもっと小さくなります。
ま、混んでる場合はちょうど目隠しになるので、それはそれでいいのですが。困った



at 01:22|PermalinkComments(10) mixiチェック

2006年10月28日

ファミリーキャンプ入門4 イスとテーブル

ファミリーキャンプ入門の四回目は、イスとテーブルであります。

まともなイスとテーブル・・・

まあ、これがあるのとないのとで、

キャンプスタイル、いや、人生そのものが!

変わってくるのであります。きっぱりとにっこり

わたくしも、川下りキャンプなんかでは、イスとテーブルなんて全くの別世界で、
石ころにすわって、流木をテーブルにしてたんですが、
ファミリーキャンプをはじめた頃に、ちっちゃなイスとベニヤ板なんかを使うようになり、
やがて大きなキャンプチェアやフォールディングテーブルを次々と・・・
最盛期には、家族分のイスにベンチやお昼寝用のリクライニングチェア、
テーブルもメインテーブルから調理用のテーブルにサイドテーブルなどなど、
めいっぱい積んでいったこともありました・・・
うーむ、まるで人類の進化と過剰繁殖そのものじゃないか!困った

たしかに用途に応じたイスやテーブルが多ければ便利なんですが、
逆に散らかったままになり、後始末が大変になります。
このあたりも、大量消費で疲弊する人類と同じであります。
かといって、はじめてのファミリーキャンプで、石ころにしゃがむ原始生活を体験させれば、
「もうキャンプなんか行かない!」ということになってしまいます。

ここでは、家族が快適に過ごせるミニマムで考えてみましょう。

まず、キャンプチェアですが、このカテゴリのテント編で、
「テントだけはいいものを、あとはともかく安物でいい。」と書いたのですが・・・

安物でもいいけど、座り心地のいいイスというのは、やはり必需品であります。

テントはお値段に比例してほぼ性能が決まってきますが、
キャンプチェアはお値段に関係なく、ともかく片っ端から座ってみて、畳んでみて、
理想的なのを探しましょう。テーブルとちがって、無数の種類がありますし。

一日中座っていても疲れず、食事がストレスなくできて、
ぐったりとお昼寝もできる、しかもコンパクトになる・・・
とまあ、これが理想的なキャンプチェアなんですが・・・

ま、わたくし自分用だけでも、今までに10種類以上は購入して、
未だに全ての条件を満たすキャンプチェアにはめぐり合ってません。

笑い


キャンプチェアには、大別して、ディレクターズチェアやパイプ椅子のように板状になるものと、ガタパウトチェアのように棒状になるものがあります。

ファミリーキャンプでは、四人家族なら四脚は最低必要ですから、

コンパクトな棒状になるフォールディングチェアをまずおすすめします。

板状になるものは、構造がシンプルで座りごこちのいいものも多く、お安いのですが、
微妙なでっぱりも多く、やはりクルマへの収納に苦労します。
ですから、自分の分だけ特別!とか、スペースに余裕がある、とかなら話は別ですが、
最初は、コンパクトな棒状になるものを、家族分だけ揃えるのがいいでしょう。
一瞬で畳めるものから、肘掛とかの組み立ての必要なものまで千差万別ですが、
最初はなるべくコンパクトなのにしておきましょう。
ただし、コンパクトとはいっても、大人用には必ずフルサイズになるものを!
また、幼稚園ぐらいまでのちっちゃな子どもがいる場合には、
子ども専用の、ペグ止めできる座面の高いものがあったほうが安心です。



次にテーブルですが、
4人家族なら、まず120×60サイズぐらいのメインテーブルを用意しましょう。
これで、調理も食事も食後の団欒も、工作その他の作業も全てやることになりますが、
その都度片付ければ、とりあえずはこれひとつでなんとかなります。

ま、あと、バーナーや食器も置ける調理用のテーブル、
子どものおもちゃやお父さんのおもちゃを置くテーブル、
焚火の周りに行く時に、イスの横に置く飲み物用のサイドテーブル、
そしてフラッシュライト専用照射比較テーブルぅぅぅ!
などがあれば便利ですが、当面はクーラーボックスや収納ケースで代用しましょうね。

ちなみに、タープの下に、GIコットがひとつあると、とても便利です。
昼寝もできるし、子どもたちのベンチやテーブルや物置に高さがぴったりで、
比較的コンパクトな棒状になるので、いずれは揃えてもいいでしょう。

フォールディングテーブルも、折りたたみ式とロール式に大別されます。
ロール式はアルミ板をショックコードで繋いだ天板をクルクルと拡げ、
中に収納してある折りたたみの脚部にセットするもので、
非常にコンパクトになりますが、ちょっとした組み立てもいるし、
組み立てた接合部や、天板の隙間に子どもの指などが入ることもあります。

シンプルな折りたたみ式は、120×60サイズなら、60×60の板状になるわけですから、
このサイズが入るカーゴルームがあるクルマなら、こちらをオススメします。
やはり天板に隙間や凹凸がない方が、子どものいるキャンプにはいいでしょう。
それにロール式よりお安いですし・・・ラブ

テーブルは量販店やホームセンターで売ってる特売品でも充分だと思います。
まあ、購入前に組み立ててみて、ガタツキがないかぐらいはチェックしましょうね。

ちなみにテーブルクロスがあると、雰囲気がかわりますし、後始末も楽になります。
テーブルについた油汚れなどを帰ってから拭き取るより、
汚れたテーブルクロスを洗濯機に放り込むほうが簡単ですし、
テーブルの天板も傷まず、食器などの滑り止めにもなります。
砂埃が積もっててもわかりませんし、食事の布巾やナプキンにもなり、
撤収時には汚れ物をまとめる大風呂敷にもなります。

0b7eae38.jpg
手前がロール式のアルミテーブル、
その奥が60×150の折りたたみテーブルとテーブルクロス(宴会用に低くセットしてます。)
画像では見にくいですが、さらにその奥に60×45のBBQグリル用のテーブル、
一番奥に、手前と同サイズのロール式テーブルを調理用にセットしてます。
右側手前の、空席になってる二脚がガタパウトチェア、
左側は、典型的なディレクターズチェアですが、サイドテーブル付きであります。
最大10人のキャンプ宴会でしたので、テーブルも多くなってますね。

53d121c2.jpg
左側赤いのが、コールマンのキッズチェア、
脚にペク止め用のリングがあり、シートベルトまで付いてます。
これならちっちゃな子どもが少々暴れても、転倒することはありませんね。
右側、風で倒れているのが、一番シンプルでお安い、ばね式のチェア、
そして中央の、有名なブルーズハープ奏者が座っているのが、いかにも高級そうなディレクターズチェアであります。
たしか特価で・・・0.98kだったはず・・・
ラブ

at 02:55|PermalinkComments(2) mixiチェック

2006年11月11日

ファミリーキャンプ入門5 バーナー

うぐぐぐ・・・
一週間以上、記事の更新ができませんでした・・・
別にモンゴルに植林に行ってた訳ではありまっしぇん。
お風邪で寝込んでいた訳でもなく、

おっ、お仕事がぁ・・・ううっ みんなビンボが悪いんや・・・ぶつぶつ・・・

この一週間、皆様のサイトへもお邪魔できず、世界がどうなったのかも分かりませんでした。
しばらく見ないうちに、いろんな新製品情報が・・・なんと、白色LEDが発明されてるう!

って・・・閑話休題にっこり

さて、ファミリーキャンプ入門の五回目は、バーナーであります。
文字も炎になって、いつもより赤くしております。にっこり

ファミリーキャンプ用のバーナー(ストーブとかヒーターとかコンロとか焜炉とか、名称は
色々ですが要するに加熱調理器具)には、大きく分けて使い捨てのブタンガスボンベを使う
ものとガソリンを使うものがあります。

ま、これ以外にも、プロパンの充填式ボンベを使うものやアルコールバーナー、
メタやエスビットなどの固形燃料や、ゲル状燃料を使うもの、
あるいは北関東の某高校ワンゲル部や、亡くなられた植村直己さんのように、
燃料の安全性から灯油バーナーを使う場合もありますが、
ファミリーキャンプでは、イワタニプリムスやEPIなどのガスボンベ(OD缶)を使うものか、
カセットガス(CB缶)を使うもの、そしてコールマンに代表されるガソリンバーナーが
一般的であります。

きっぱりと断言しますが、

はじめてのファミリーキャンプでは、カセットガスを使うバーナーにしましょう。
しかも、普通の家庭用カセットコンロでもホントは充分なのであります。
ショック

大人数や、手の込んだ料理をするならツーバーナー(2口コンロ)も便利ですが、
わたくしオススメの、お手軽ファミリーキャンプなら、ワンバーナーで充分です。

さすがに家庭用でも、熱量が2000キロカロリー以下のものはちと不安ですし、
(わたくし、最近のキロワット表示がわかりましぇん。クルマも馬力でしか・・・)
家庭用カセットコンロには、「天ぷらガード」のような風除けは必需品となりますが、
余程寒い時期でない限り、普通のカセットコンロがファミリーキャンプではオススメです。

あらたに購入されるなら、2800キロカロリー以上のアウトドア用をオススメしますが、
それでもカセットガス式の方が、どこでも手に入りますし、お安いのでオススメであります。

ちなみにわたくし現在は、SOTOの折畳式カセットガスバーナーST-300を愛用しています。

ee34945c.jpg

これは熱量3000キロカロリーで、握りこぶし程になって、大きな鍋も載せることができますが、
家庭用の固定式でもクルマなら不自由はありませんし、
一家族分なら大きな鍋や鉄板を使うこともありませんよね。

ファミリーキャンプの頃は、わたくしも家庭用のカセットコンロを使ってました。
最初は自宅にあった1800キロカロリー程度のものでしたが、
防風の工夫さえすれば結構使えました。
最近は家庭用でも熱量の大きなのがありますね。

その後、イワタニのツインバーナー、CB-6000sを購入しました。
この記事に画像をアップするために、久しぶりに引っぱり出したのですが・・・

d02e2771.jpg


わっ、錆だらけやないかっ・・・ううっ

ちなみに中央にあるL字アングル四枚は、
巨大鉄板や巨大鍋を載せるためのアタッチメントにしてました。
アングルはあらゆるサイズがあるので、この裏ワザ、どんなバーナーにも使えます。

ま、ツーバーナーは、大人数にはいいけど、ファミリーにはどうかな、という印象でした。
CBシリーズはこのモデルの後、たしか8000とかがでてから、
フラットツインというカセット横置きタイプになったはずで、
わたくしのように、テーブルにカセットボンベ用の穴を開けなくても、
テーブル上で使えるようになりました。ううっ

(追記です。)
2015年に究極のカセットコンロを購入しました。2019年現在でも一番のオススメです。

さて、バーナーの大事なポイントですが、ファミリーキャンプでは、

必ず、予備のバーナーを用意しましょう。

七つ道具の中でも、バーナーとランタンだけは・・・

ガムテープでは修理できまっしぇん!

逆にいえば、バーナーとランタン以外は、ガムテープさえあれば、
何とかなるものであります。これもきっぱりとチュー


予備のバーナーもST-300のようなカセットガスタイプにするのも方法ですが、
ここはひとつ、カセットガスの弱みである寒冷地使用のできるバーナーを予備にしましょう。

イワタニプリムスの「黄ガス」やEPIの「みどガス」も寒冷地用のボンベが使えますが、
やはり、ひとつぐらい、ガソリンバーナーの着火儀式を楽しむという・・・
なにせ、ガソリンバーナーは、本当に寒い時には信頼できますので、

こんなバーナーで、こんな楽しみ方も・・・げひげひチュー




at 22:50|PermalinkComments(11) mixiチェック