サバイバル

2021年11月16日

AI・兵器・戦争の未来

とーとつですが・・・

AI・兵器・戦争の未来であります。

PB120660




著者・訳者・発行所・発行年月日などは以下のとおり

PB120674

今年4月の新刊で本文だけで400頁以上、原注・用語解説・付録・索引も付いた分厚い本です。



例によって目次のみのご紹介・・・

(目次だけでも10頁ありますが順に項目を眺めていくと本書の概要がわかります)

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PB120672

2050年以降については「ターミネーター」や「マトリックス」の世界そのものでしたが、
今放置すればSFではなく現実になり戦争の可能性が高まるだけでなく・・・とゆーのも、
これらはすでに実戦配備されているAI兵器のすぐ先にあるもの・・・とゆーのも驚きでした。

著者はIBMとハネウェル社で30年以上にわたり国防総省向けナノテクノロジー研究などに
従事していた物理学者だそうで、豊富な研究開発経験からの検証には説得力がありましたし、
2017年の著書はAmazonのナンバーワン・ベストセラーになったとか・・・

以下、わたくしの読後メモから一部を抜粋・・・
ただし兵器に関する部分以外(特に後半のあるべき姿など)のメモは殆どカットしてますし、
わたくしの無知による勘違いもあるでしょうから、興味のある方は是非ご一読を・・・



序章より
・あなたの国で突然戦争が起きたら、あなたがたの息子や娘たちによって守られたいか、
それとも自律型AI兵器システムによって守られたいか?
・あなたがたは敵の
息子や娘たちによって侵略されたいか、それとも自律型AI兵器システム
によって侵略されたいか?

・人間の直感的な道徳的認知能力は倫理的に望ましいものなのか?
→もしイエスなら、必ず人間による制御が必要(致死性自律型兵器システムについて)

・スマート兵器から全能(ジニアス)兵器への移行過程で人類絶滅のリスクを冒すことなく、
AI兵器の能力を増強し続けることは可能なのか・・・
→現実に米中露は精力的に配備・増強しようとしている


第1章より
・AIを備えた初期型ロボットでさえ貪欲さ・欺瞞・自己保存性をみせた(後述)

・社会や兵器が複雑さを増し敵の脅威が増大するにつれ、人類はコンピュータ依存を深める
→コンピュータが「超絶知能」になるのは2070年代とAI専門家の少なくとも半数が予測
→「超絶知能」の人類に対する判断は、人類がハチを有用なハチか有害なハチかで判断する
のと同じ。(人類はハチにはイヌほどの知能はないとの前提で判断している)

・アシモフのロボット三原則を「超絶知能」にプログラムしたと仮定しても・・・
→自己保存の欲求が進化の土台なので最大利益に反すれば抹消することを選択するかも
・「超絶知能」が国家兵器システムの一部なら完璧に防護され人間から隔離する手段を持つ
・「超絶知能」がアシモフ・チップに適切に接続しているか(人間が)確認する方法はない

・コンピュータの歴史→2014年の映画「イミテーション・ゲーム」(エニグマ解読者)
→チューリング・テストは人かマシンかの判別に今でも有効な方法
・自動駐車や会話など人間の知能を必要とする作業を遂行できるコンピュータが通常はAI
→スマートフォンの肯定的な側面とスマート兵器の暗い側面


第2章より
・AI効果→AIが組み込まれていることを意識しない→ただのアップグレード版と認識している
→汎用人工知能が製造されていないだけで、AIはすでにあらゆる分野に浸透している
→人類は4300年前に石斧を作り木の実を砕いたチンパンジーや人工知能の進化を過少評価

・セキュリティ分野
→テクノロジーは倫理的規制よりも先に進歩する→個人情報盗難とサイバー攻撃

・モノのインターネット(IoT)→信頼が従属へ変化→ハッカーの脅威→規制すべきか

・パーソナルアシスタントと生産性→iPhoneの登場
→カーク船長はコミュニケーターに質問したり、それで映画を観たりはしなかった

・E・コマース(ネットショッピングなど)→取引の85%をAIが処理
・ロボット工学→掃除機ルンバからMQ-1プレデターまで

・教育→インターネット以前は授業では質問できるが家では教科書のみ、宿題は図書館へ
→AIによる個人指導システム・クラウドゾーニング式指導強化法・深層学習システムへ

・AI依存の増大とそれに気づかないAI効果→開発や使用を規制する法律はない
→すでに自律型兵器システムを(ロシアは)配備している


第3章より
・中国
→アジア太平洋とりわけ近海支配権の強化にはアメリカとの軍事的均衡を必要としない
→アメリカの世界的任務はアジア太平洋地域を含む海洋航行の自由を確保することだが、
→アジア太平洋地域に限定すればアメリカに脅威を与え続けられる
→戦争の非対称的な側面
→中国とロシアの軍事投資の重点は自律型兵器で非対称な優位を獲得することへ
→百度バイドゥ社はマイクロソフト社の1年前に人間の言語認識を上回ったAIアルゴリズムを
開発し沈黙を保っていたが、これは偶然ではない
→音声認識や自然言語理解の分野も同じで軍や政府系ではなく民間企業から獲得できる
→AI分野の強力な商業基盤が自律型兵器の強力な軍事的優位を占めることを理解している

・ロシア
→核の均衡以外では米中両国に後れをとっている
→人口が少ない不利があるのでロボット軍、自律型兵器を配備する戦略を公表している
→さらに世界経済に組み込まれている世界第2位の武器輸出国で次世代兵器の輸出も重要

・アメリカのオフセット戦略
①戦争に勝つための軍事テクノロジー②戦争を抑止できる技術的な軍事能力
→1960年代は核兵器における技術的優位で通常兵力での抑止による出費を抑えた
→1975~1989は数より情報・監視・誘導での技術的優位を重視した「スマート兵器」
→80年代後半に追いつかれ新テクノロジーは民間企業から得られるようになった
→2014年からの第3の
オフセット戦略→人工知能・ロボット工学・小型化による優位
→ただし相手が開発するまでの僅かな期間しか続かないもの

・自律型兵器と遠隔制御型兵器は別
→アメリカは適切なレベルでの人間の判断という半自律型の配備を望んでいるが
→ファランクス・システムは速やかに対応する必要性から人間の制御を外している
→サイバー防衛においては攻撃が瞬時なので一部を自律型とした半自律型に
・戦闘機と爆撃機における自律型の優位性(極限飛行が可能・生命維持システムが不要など)
・ナノ兵器の分類(略)
・人間の関与の分類→制御・監督・自律
→国防省指令は自律を禁じているがサイバー戦など一部は例外として認めている

・(最も精密な半自律型兵器を保有しているといわれる)アメリカ海軍の例
→ロッキード・マーティン社のイージス兵器システム
→ノースロップ・グラマン社のX-47Bドローン実証機など

・アメリカ陸軍の例
→陸軍で最も重要なのはサイバー戦で使われるナノ兵器
→自律型戦闘車両・偵察斥候スローボット
→爆弾処理ロボットやTOWミサイルは半自律型

・アメリカ空軍の例
→遠隔操縦ドローンなどは半自律型→
操縦士不足でさらに自律性を高める研究中
→撃ちっ放し空対地ミサイルも人間が引き金を引くので半自律型
→目的はスタンドオフ能力とドローン操縦士の負担の軽減

・アメリカ沿岸警備隊・海兵隊の例
→サイバーコマンド、無人機、水陸両用武装ロボットなど

・中国の例(自律型兵器への国家規制はなく国際法制定を要請している)
→AIを駆使した巡航ミサイル、2016世界最速のスーパーコンピュータ(2018ではアメリカ)、
2015ハッカー軍の公表(サイバー諜報には熟達しているがサイバー戦の経験は少ない)

・ロシアの例(人口の少なさという弱点を補う自律型兵器の配備を公言している)
→モスクワの新弾道ミサイル防衛システム、カラシニコフ・グループの新戦闘モジュール、
武装歩哨ロボット(いずれも自律型)、P-800オーニクス・ミサイル、最先端のサイバー攻撃能力
→ワシントンはサイバー戦はエスカレートしやすいと見る傾向が強いがクレムリンの敷居は低い
→ジョージアやウクライナの緊急事態では通常戦力を増強する手段としてサイバー攻撃を運用

・次の段階では致死性自律型兵器になるだろうが、これは火薬・核兵器に続く第三の革命
→議論は今や開発するか否かではなく、どれだけの独立性を与えるかが中心に
→これはアメリカ軍が「ターミネーターの難問」と名付けた問題


第4章より
・兵器開発は認識された脅威の結果→どの国も同様のプロセスでその結末が「新しい現実」
→「新しい現実」の時代に平和はなく勝利したよう見えても紛争の只中にある
①米中露の緊張の高まり
②北朝鮮など「ならず者国家」の脅威
③中国の南シナ海の領有権主張
→毎年5兆3千億ドルの船舶貨物が通過、うち1兆2千億ドルはアメリカ
→推定110億バレルの原油と190兆立方フィートの天然ガスを埋蔵している
→世界漁獲量の12%を占め、中国は世界最大の漁業生産国・水産輸出国
④ロシアのクリミア併合・ウクライナ東部のロシア化・テロと独立運動の支援

・国防省指令に拘束されない中国やロシアに対して長期的に軍事的優位を維持できるか
・自律型兵器の国際的な規制は可能か
→生物兵器は制御の困難性、化学兵器は戦略的な非有効性から可能だったが一部のみ

・グーグル翻訳サイト(2006~)の例→ニューラルネットワークで最高水準に

・ムーアの法則→価格が一定でも2年おきに性能は倍増(コストは半減)→収穫加速の法則
→2040~50でスーパーコンピュータが人間の知能レベルに到達
→人間レベルの自律性を備えた自律型兵器の到来(配備するのは米中露)
→2070前後に超絶知能(シンギュラリティ)マシンが出現→人類を脅威と見なすかも


第5章より
・AI内蔵兵器の相互接続→群生行動の推進→スウォーム・ボートの例、USSコールの例

・ナノエレクトロニクス・マイクロプロセッサやナノ素材を活用しているものがナノ兵器
→人工知能を搭載する精密誘導兵器がスマート兵器(スマートとAIは同義)

・全能(ジニアス)兵器は超絶知能を搭載しているかそれに接続されているロボット兵器

・スマートから全能への移行
→軍用自律型ナノボット(MANS)を超絶知能が無線制御すれば全能兵器
→膨大な数が必要なので自己増殖機能を持たせることになろう
→医療用ナノボットはすでに存在する→軍用は極秘だが・・・

・軍事力の投射能力→現在はアメリカが優位(原子力空母と潜水艦)→超絶知能で自動化へ
→通常兵器や核兵器に加えMANSを紛争地域に投入することができる

・知能爆発→知能マシンはさらに高性能な次世代マシンを(自ら)開発する
→真空管→トランジスタ→集積回路→量子コンピュータ(もつれの加速を1減速を0とするなど)


第6章より
・第二次世界大戦における戦域指揮官とスタッフの責任
→計画と伝達、監督と報告、敵の行動に基づく計画の修正
→紛争ペースが速まると計画修正や意思決定に関与できなくなる
→現場指揮官が修正をおこなうことになる
→人間より弱いAIの自律型兵器は現場指揮官と同じ→MK-50魚雷の例

・2009スイス連邦工科大学・知能システム研究所(ローザンヌ)の実験
→欺瞞と狡猾さと自己保存を数百世代で学びプログラムを無視して利益を最優先した

・イギリス王立協会の2012年報告
→無意識に標的を画像処理するほうが意識的に標的を知覚するよりもはるかに速い
→道路の先に何か正常でないものがあるという兵士の直感
→兵士の潜在意識が瞬時に情報を処理し特定できない脅威として本能が作動したもの
→兵士は検分し続け、やがて即製爆発装置を発見した

・脳内ニューロンの活動パターンを追跡できるヘルメットを被ったパイロットは、
潜在意識下で航空機を操縦し、意識的に脅威を感知する前にミサイルを発射できる

・2016ジョンズ・ホプキンス大学の実験→脳内インプラントへ
→このシナリオなら人間による自律型兵器の制御は可能→もし接続先が超絶知能なら?

・相互確証破壊MADから全面確証破壊TADへ
→攻撃の疑いのある全ての国に対する全面的報復


第7章より
・アメリカ国防省指令による定義(国際的には合意されていない)
自律型兵器システム
=起動後、オペレーターの関与なしに攻撃目標を選定・交戦できる兵器システム
半自律型兵器システム
=起動後、オペレーターが選定した個別の攻撃目標あるいは特定の目標群に対する交戦のみを
自動的に行えるように設計された兵器システム

・自律型兵器は現存しない将来の新しい兵器→これが最大の誤解
→自律型兵器は目新しいものではなく現存し「将来に発展を遂げる分野」ということ

・アメリカのファランクス近接防御火器システム、ロシアの偵察ロボット、移動式ロボット複合体、
カラシニコフ・グループの新戦闘モジュールなどは自律型兵器
・イスラエルのハーピー2ミサイル、イギリスの対装甲ミサイル二重モード式ブリムストーン、
韓国のSGR-A1歩哨ロボットシステム
も自律型あるいは容易に自律型に転換可能な兵器

・自律型兵器は区別原則・均衡原則・説明責任といった法的要件を満たせると考えている
→AIの進歩で自律型兵器が全能兵器に至ると人間の倫理は全能兵器の倫理に変わる・・・



第8章より
・1930年代のソ連のT-26軽戦車ベースの「テレタンク」→初の無線遠隔操縦の無人戦車
・2016年のロシアの無人戦闘車両「ウラン-9」
→30mm機関砲、7.62mm機関銃、アターカ対戦車誘導ミサイルを装備

・アメリカM1A2エイブラムズ戦車の次世代タイプはロボットとなる公算が高い
・フォード級超大型航空母艦はニミッツ級のほぼ半数の乗組員
・ズムウォルト級駆逐艦はアーレイ・バーク級駆逐艦の2/3の乗組員

・国際人道法と自律型兵器と意志決定ループへの人間の関与
→区別原則や均衡原則はAIの進歩でプログラムにより制御可能になる
→一方で核兵器は国際人道法を侵害する
→自律型兵器や全能兵器の登場で核兵器への依存は低下するだろう
→全能兵器の出現により技術先進国は核兵器の廃絶に合意するかも知れない

・エイリアンは我々の言語や習慣は理解できないだろうがエネルギーについては理解するはず
→エネルギーの作り方と利用法を知っているから星間移動してきた
→エネルギーの製造と利用について我々と同じ進化を遂げた可能性が高い
→稀少物質とかではなくエネルギーそのものが宇宙の真の通貨
・米中露はすでに宇宙条約に違反しているのは明らか


第9章より
・MANSは超小型で製造も容易→敵の領内に密かに持ち込むと生産ラインとして機能する
→どこの国の仕業か特定は困難で核ミサイルと異なり探知も困難

・1832年の戦争の霧(クラウゼヴィッツ)・2003年の同題映画(マクナマラ国防長官の告白)
→当初は戦争の副作用で兵器ではなかったがノルマンディー上陸の隠蔽作戦に使われた
→イラク戦争、クリミア併合などでも意図的に使われている
→霧を晴らすのはテクノロジーで人類にとって霧は晴れない

・歴史は勝者によって書かれる(チャーチル)→超絶知能が有する歴史は?
→1776アメリカ独立宣言「すべて人間は平等」に女性・奴隷・子供は含まれていなかった
→その後の歴史で進展を遂げたが、歴史が正確な記述であり続ける保証はない→洗脳

・シンプルコンピュータ(パソコン・スマートフォンなど)
・ハイエンドコンピュータ(イージス・システムなど)
・スーパーコンピュータ(人間の脳の処理速度に近いもの、集積回路)
・超絶知能(人間の認知能力をはるかに上回るもの、量子コンピュータ)
→天気予報と異なり国家安全保障の場合は超絶知能の警告に従うしか方法がない

・(ドイツ兵に囲まれた自分の位置を砲撃座標として指示した)フォックス少尉の自己犠牲の
判断と超絶知能による判断に違いはあるか

・今世紀の後半には米中相互防衛条約が締結される→避けられない同盟
→米中の依存関係は深化し米中(だけ)の経済が発展する
→軍事コストはさらに高価になり、それを維持できるのも米中だけになる
→米中間の戦争が人類の滅亡と地球の破壊をもたらすことは明らか
→そんな中での国防費支出は困難で無駄なことだと気づく国家が増える
→アメリカの州になるか経済成長に専念するためアメリカの保護国になる
(著者がイギリス滞在中、多くのイギリス人がアメリカの州になることを希望していた)

・核兵器保有国は現在9ヶ国(米中露英仏印パキスタン北朝鮮イスラエル)
→このうち米中露が関わる世界戦争は地球の完全な破壊をもたらす
→今世紀の後半に全能兵器を保有している可能性は高く核兵器の破壊力を凌ぐだろう
→いかなる紛争行動も全能兵器の使用を誘発するので各国とも慎む
→冷戦が「不安定な平和」をもたらしたように、絶え間ない不安状態に置かれ続ける


第10章より
・人間とマシンとの競争はエネルギーと天然資源をめぐる争い→共存できるほど広くない
→映画ターミネーターのような公然たる戦争では人類が勝者になる機会を与える
→人類に対するマシンの抵抗は悟られないように隠して「戦わずして勝つ」はず

・脳内インプラントで超絶知能に従属した人類も生き残る時間は僅か
→宇宙の真の通貨であるエネルギーを使う価値のある存在と認識しなくなるから
→それ以外の人類は22世紀の前四半期には病気・事故・老衰により死に絶える


終章より
・自律型兵器と全能兵器
→人類絶滅の危険なしに自律型兵器を開発することはできない→核兵器と同じ
→それでも開発・配備は続くので・・・
①防御に焦点をあてる
→防御が100%有効なら攻撃は行われない(今は確実ではないので北朝鮮は実験を繰り返す)
②半自律型兵器に焦点をあてる
→人間の「意思決定ループへの関与」は区分原則・責任の所在原則の保証となり国際人道法
とも合致し、それが国家の軍事能力を弱めるとは思わない。
③自律可能な兵器に制限を設ける
→自律型の大量破壊兵器を作るべきではない
→コンピュータ依存なのでサイバー攻撃や誤作動やウィルスが第三次世界大戦の引き金になる

・草の根の(SNSによる)活動や世界的なイベントを通じて「マシンがもたらす脅威」は
世界の指導者の関心を呼び起こすことができる

・2020年7月現在のスーパーコンピュータ・トップ10の1位は日本、2位3位はアメリカ、
4位5位は中国、6位はイタリア、7位8位はアメリカ、9位イタリア、10位スイス・・・
→超絶知能は複数の国で出現し、ほぼ同時に起こり得る、ということを示している

・戦争を予防する最善の方法は、
→戦争に関与することは無益であり、自らの破滅を招くということを、
→あらゆる敵対者に明らかにすることである

・地球の正当な継承者とは人類であり知能マシンではない
→我々は人類であり我々は人間の精神を体現している
→コンピュータはマシンにすぎない

云々・・・


ちなみに解説(小野圭司・防衛省防衛研究所特別研究官)にあった(講義でも話しているという)

・軍事や安全保障の分野では「
阪神ファンの応援心理」が大事とゆーハナシ・・・
→関西の阪神ファンは一流選手だった野球評論家から街のおっちゃん・おばちゃん、小学生の
子供まで「昨日の監督の采配はアカン」とか「なぜあそこで代打を出したんや」とか試合の
論評をするわけです。
→そうしてファンの世論というものが形成されて、ファンが怒り心頭に発すると、監督や
球団社長の辞任・解任という事態を招く力を発揮します。
→安全保障も同様で一部の専門家に限らず、いろんな人が議論することが大事です。
(もちろん大衆扇動や教条論争に陥らない冷静で客観的な議論が前提)
つーのには感心しましたし・・・ま、結果が勝率に繋がってるかは別ですが・・・

・日露戦争の児玉源太郎の言葉「諸君は昨日の専門家かも知れんが明日の専門家ではない」
(司馬遼太郎「坂の上の雲」より)→これは今日の安全保障論議にも当てはまります。
「阪神ファンの応援心理」については(略)フランス宰相クレマンソーの「戦争は軍人だけに
任せるにはあまりに重大である」の対を張ってるつもりです(笑)。
つーのも印象に残りました。


(追記です)
「デジタルな不死を探して」というカナダで制作されたドキュメンタリー番組が11月12日に
NHK・BS1で再放送されてて(わたくしははじめて)観てました。

実在する人物の膨大なマインドファイルをもとに作られたAIアバターやAIアンドロイド、
培養された脳細胞で動くロボット、
クラウドベースのAIと脳を融合させる動きの是非論議、
トランスヒューマニストとチーム・ヒューマン、シンギュラリティ・ネット創設者の話など、
本書にも密接に繋がるテーマばかりで興味津々でした。

特に番組ラスト近くのFacebookチャットボット同士の会話の音声化には驚愕しました。
やがて独自の言語を作りはじめたことに開発者が気づきシャットダウンしたそうで、
「(これは)コンピュータが世界を乗っ取るには程遠い話ですが、AIが我々の言語を使って
未知の領域に踏み出したことは確かです」と結論付けてましたし・・・


(さらに追記です)
11月24日放送のNHK番組「クローズアップ現代+」で、実際に自分をAIに置き換える人たちや、
脳波を読み取って直接パソコンを操作する様子などが紹介されてました。

さらにニューズウィーク日本版には、こんな記事も・・・
AI兵器vs AI兵器の戦争は人知を超える(キッシンジャー&エリック・シュミット)(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース








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2021年10月12日

戦争と農業

戦争と農業・・・

P9190396

藤原辰史著 集英社インターナショナル新書15 2017年10月11日第1刷発行


例によって目次のみのご紹介

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以下わたくしの読後メモからの抜き書きです。

・機械化→生産性の向上→分業と競争→作ることと使うことの分離

1
・20世紀の人口増加を支えた4つの技術(農業機械・化学肥料・農薬・品種改良)
→トラクター(1892~)が農民一人あたりの作業量を上げる
ただし牛馬と異なり肥料は作れず、土壌攪拌が強く、輪作より単一作物栽培、大規模区画
に向いてるので、農地の生産力(地力)を下げ、農村とは別の企業戦略による農業へ
→化学肥料(窒素・リン酸・カリウム)→農業機械とセットで同じ経緯
(レンゲなどマメ科植物の根粒菌や稲妻は空気中の窒素をアンモニアに変え土壌へ浸透させる)
膨大なエネルギー(電力)と資本を要する空中窒素固定法(1909~)で農業の仕組みが変わる
→農薬(1920~)→農業機械、化学肥料と同じ経緯へ
どれも農村外からで生産や使用には大量の環境破壊が必要だが農作業は楽になる
→品種改良とくに遺伝子組み換え技術は農業の特定ライセンス企業への依存へ

2
→第一次世界大戦は初めての銃後も含む総力戦→経済封鎖→欧州全体の食料不足
→アメリカ・キャタピラー社のトラクターから戦車の発想
→化学肥料(アンモニア)→硝酸→火薬
→毒ガス→戦後は大量に余りアメリカ綿花畑の農薬に
→ヨーロッパでは禁止、アフリカ・アジア・ユダヤ人への使用→害虫駆除の発想
→膨大な電力が要る植物工場と出力調整できない原発の関係
(もとは原子力潜水艦内でサラダを作るための原発メーカーGEの開発技術)
→軍事技術からのスピンオフからはもはや逃れようがないが・・・

3
・バッケ・プラン(飢餓計画)
・レニングラード封鎖
・アグリビジネスの南北問題
・スターリニズムを支えた階級的基盤と日本の軍国主義を支えた農本主義的基盤
→「国民を飢えさせない」を名目に基本的人権を制限する、国民の選別
・兵站→日本の戦死者のうち半数は餓死者
・1929年世界恐慌後のファシズム、2009年リーマン・ショック後のヘイトクライムの顕在化
→プロパガンダ、討議より行動、インパクト優先→化学肥料や農薬による農業体系と同じ
・政治の基本は牽引ではなく切り盛り(宰相の宰→料理を等分に切り分けること)
・ギリシャのアゴラ(輸入食料の配分討議の場)
・君主loadの語源(パンを守る人)
・即興的な話し合いと暴力による即効性の違い
→政治の場に即興性がないのにリーダーシップ(即効性)が求められる→議会の儀式化

4
・食べものの特徴は非耐久性(腐りやすい)、自然性(動植物の死骸の塊)、精神依存性
(信仰や家族愛などの気持ちが入り込みやすい)の3つだった
→いまや単なる「モノ」になりつつある
・BSE、鳥インフルエンザ、O157、異物混入・・・すべてフードシステムの問題
・穀物メジャー4社で小麦・大豆・サトウキビ取引の60~73%を占める
・朝日新聞によると世界で生産される食料の1/3にあたる13億トンが捨てられている
・農林水産省によると食品ゴミは家庭系と事業系あわせて1676万トン、うち632万トンは
まだ食べられるのに捨てられる「食品ロス」→世界食糧計画が支援した320万トンの2倍
・ファーストフード肉・大量生産される食品の背景にある過酷さ

5
・20世紀以降の戦争、政治、日常の食事の変質の根っこには、効率を重視した食の仕組みと
それを支える農業の仕組みがある
・食べることの範囲
→大規模な食品企業にとっては消費者の購入がゴール
→本来は生命の長い旅の一部に関わる行為で気の長い行為であり、自然の命を奪い食べて
排泄して自然に還す、生態系の一部を成す存在
→人は生き物の死骸が通過するチューブで、入るまでの世界と出てからの世界も範囲内
→食べることは世界に自分を育ててもらう現象
・食べることも排泄することも発酵食も農業もすべて微生物との共同作業
・北海道・山形・秋田などでは食料自給率が100%を超えている

6
・現代の農業・政治・軍事・教育は大量に作り、迅速に運び、即座に効く、という原則
・迅速・即効・決断の仕組みから遅効性が即効性に先立つ仕組みへ

などなど、農業史の専門家が素人にもわかりやすくまとめられた本でした。

ちなみに目次の最後のほうにある「働く暇を惜しんで食べる」つーのは、
わたくしの現役時代の座右の銘でもあり・・・(以下略)




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2021年10月05日

縁食論~孤食と共食のあいだ~

とーとつですが・・・

縁食論~孤食と共食のあいだ~とゆー本のご紹介であります

P9120370

藤原辰史 著 ミシマ社 2020年11月22日 初版第1刷発行


裏表紙裏にあった著者紹介・・・

P9120371

ご専門は農業史・食の思想史だそうで、うちの奥様が図書館から借りてきた本・・・
恒例により朝のラジオ番組で知ったようで恒例により食卓に置いてありました・・・


例によって目次のみ・・・

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P9120374




P9120375



P9120376

タイトルどおり、孤食と家族など親密な人が集まって食べる(規制のある)共食とのあいだに
位置する食事を「縁食」と名付け、その例や在り方についてのエッセイ集のような感じで、
気軽に面白く読めました。

ま、縁食に関する話題といっても多岐にわたり、とても全ての概要は紹介できませんが、
たとえば・・・

・第2章1「公衆食堂の小史」にあった大正時代の米騒動について
→第一次世界大戦での英国艦隊による海上封鎖、ドイツUボートによる通商破壊、戦乱など
→欧州全体が食糧不足に→ドイツでは公衆食堂の誕生やセントラルキッチンの復活
→イギリス・フランスでは東南アジア植民地からの大量のインディカ米の輸入
→アジアでのインディカ米の高騰→ジャポニカ米も高騰→投機目的の買い占め
→日本ではシベリア出兵の話もあり軍用思惑による買い占めも重なってさらに高騰
→米騒動へ
→東京市の市設食堂や大阪・自彊館の簡易食堂などが誕生
→市設食堂は後の関東大震災でも炊き出しで活躍→景気回復により消滅
といったようなハナシは今回はじめて知りました。
大正時代の米騒動は日本史だけでなく欧州から派生した世界史の出来事だったんですね。

ほかにもいくつか・・・

・東日本大震災の翌年に登場した「子ども食堂」
→2016年5月には319か所だったのが、2019年6月には3718か所に
→全国の児童館数4000、小学校数2万、中学校数1万と比較しても多い
→地域のボランティアが運営費不足と人員不足に悩みながら無償もしくは安価でやっている
→貧困問題の深刻化もあるが、孤食でも共食でもない、子どもと大人の居場所でもある

・インドのシク教徒の総本山では宗教も人種も階級も職業も国籍も問わず、毎日10万食の
カレーが無料提供されており、働く人の殆どは無償ボランティアで一部は有給のシク教徒
→こんな食堂が世界に僅か7万できれば、世界中の人々が少なくとも一日一食は無償でご飯
にありつける計算になる
→マクドナルドは2013年34000店舗、セブンイレブンは2014年53000店舗で夢の話ではない
→ファーストフード店には民業圧迫だろうが生命活動を圧迫する民業は圧迫されるべき

・食糧不足ではなく毎日廃棄されている食事だけで世界中の飢餓はなくなる
・国連の食糧支援は現地で商品になることもあり無料食堂での食事として提供すべき
・食べることは本来的に消費ではない
→食が商品として大量に売られ捨てられるようになったのは、ここ数百年の間だけ

・食べものを商品化することは数値化することで値段と対応すること
→作られ過ぎると値段が下がるので市場に出る前に廃棄処分になり飢えた人には届かない
→商品になる前に別ルートがあれば・・・そもそも商品化を断念すれば・・・
→食の商品化が多くのシステムを機能不全にしている→賞味期限前の食べ物の廃棄など

・パンデミックで共食が家庭でしかできなくなった
→家族以外の人間関係を深める重要な機会のひとつを停止している
→人間が話したり食べたりする器官はウィルスにとって居心地のいい空間
→居酒屋や子ども食堂など居心地のいい場所はウィルスにとっても居心地のいい場所
→パンデミックで最も危険な場所になった
→文化はバーチャル空間より三密空間のほうが生まれやすいことを移動の制限で学んでいる
→家族が一緒に食事できるようになったという記事もあるが、これまでの残業などの働き方
が異常だった証
→ステイホームの命令形はホームに心地よさを感じない人やホームのない人には深刻な事態

・パンデミックはシングルマザーを直撃している
→自己責任は殆どなく政府の労働者保護への規制緩和と再分配の失敗によるもの
→東京を出て仕事を選ばず働けば非課税や児童手当でやっていけるはずという意見があるが
様々なリスクを無視しており「生きるな」と言っているようなもの
→新型コロナウィルスは人間の不平等をより拡大していく厄災
→子ども食堂やフードバンクは親たちにも精神的な居心地の良さを作っていた
(自分が急病に倒れても、ひとまず子どもたちが食べていける場所がある・・・)
→罪悪感が生じない社会設計のあり方の基本→縁に誘うことはできる

・何の手続きもなく普通に食にアクセスできる社会
・生命維持物質の提供に対し見返り(ありがとう)を求めない社会の設計は、生命維持物質の
生産や消費にも増して重要であり、それが「居心地の良さ」である。

・レイ・オルデンバーグの「サードプレイス」
→一番目は家庭、二番目は職場、三番目は気兼ねのないイニシエーションがいらない場所
→とびきり居心地の良い場所 the great good place
→見知らぬ人同士でも一緒に居られ、食べ物や飲み物を共有しつつ、情報を交換したり、
意見を交わしたりできる場所
→イギリスのパブ、フランスのカフェ、ウィーンのコーヒーハウスなど
(狭い場所が多いのでウィルスや病原菌にとっても「
とびきり居心地の良い場所」)
(アメリカには少なかったが、この著書で各地にできた)
→常連意識が生まれて自由に振舞えるものの排除性については鈍感な著書だった
→女性や群れることが嫌いな人は除外されている
→縁食的サードプレイスは共通点もあるが、とりあえず食べ物にありつける場所
→みんなが「くれくれ」なので「有難いと思え」と言われない居心地の良さ

・パンデミックの不況と失業が襲う中、輸出制限による世界的な食糧危機も警告されている
→まさに縁食が必要なときに限って感染しやすいサードプレイスが忌避されている
→子ども食堂は政府の失敗を補う空間であったのに自粛要請・・・
(それでもフードバンクや弁当といった方法で飲食店自体が苦しい中でも救い続けている)

・アウシュヴィッツでの縁食の例(プリーモ・レーヴィ「これが人間か」より)

云々・・・

ええ、著者紹介にあった何冊かを追加で予約しましたので、いずれまた・・・



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2021年09月14日

カセットフー・プチスリムⅡ


イワタニのカセットコンロ・・・

P9130365

カセットフー プチスリムⅡであります。



ちなみに、この外箱・・・

P9130367

手提げの簡易ケースになります。

さらにちなみにハードケースとのセットだと何故か倍以上の価格になってました。
本体を作るよりケースを作るほうが高くつくの???

わたくしが現在愛用しているカセットコンロは、6年前に買ったBOボーEXなんですが、
離れて暮らす家族が集まってのファミリーキャンプとか多人数でのOFF会キャンプとかは、
まだ当分できないだろうし、愛用してたCB缶使用のSOTO ST-300はさすがに経年劣化が怖いし、
組み立てるのもめんどーになってきてるし、さらに小型でOD缶使用のプリムスP-153も、
リンク記事には「最近買った」と書いてあるけど何せ2005年の記事だし、OD缶の上に装着する
タイプなので、カセットコンロより高くなって不安定になりテーブルでは使いにくいし、
ふだん使いにOD缶とゆーのも、入手しにくいし割高になるし・・・

つーことで災害備蓄用も兼ねた次期小型カセットコンロについて検討してました。

最近評判のイワタニ・タフまるJr.は、風に強く強度も抜群のようだしハードケース付き、
なによりオリーブドラブ色で第一候補だったのですが、実際にみてみるとけっこうゴツく
幅と奥行きは小さいものの、高さ(122mm)も重さ(1600g)もあって、なんかBOボーEXと
カブるような気がした次第。
さらに大型のタフまるより小型のJr.のほうがお高い?つーのも理解できませんでした。

キャンプブームの影響なのかアウトドア用カセットコンロ全体がお高くなった気がします。
6年前にケース付き
BOボーEXを買った際は5k弱で今は倍以上の10k前後になってるし・・・

つーことで、今回は風防もなく出力もイマイチですが、きわめてシンプルなデザインで、
高さ(85mm、ゴトクまでなら何と77mm)も、重さ(実測970g)も、お値段(3k強でした)も、
お手軽なプチスリムⅡに決定し、昨夜ママチャリで店に残ってた最後の1台を購入。

と、前置きが長くなりましたが、さっそく箱の中身を見て行きましょう


じゃーん

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左は大きさ比較用の98k様ご愛用ライト・・・


って、これではよくわからないので、愛用中のBOボーEXとの比較・・・

P9130376

ちっちゃくて、ソロから2~3人までのキャンプ宴会にぴったりですね。

CB缶でのソロキャンプには定番のイワタニ・ジュニアやSOTO・レギュレーターなら
さらに小さくなり軽いですが、少人数でもキャンプ宴会がメインなら、やはりこのような
安定した固定型コンロをテーブルの中心に据えたいですね。



スペックはこんな感じ。

P9130375

出力は
BOボーEXの半分以下で風防もないのでアウトドアでは風除板が必須ですね。
ちなみに我が家には、どーゆーわけか何枚かあります。今なら100均でも買えるけど。

さらにヒートパネルもないので寒い時期にはつらいでしょうが、そんな時は
BOボーEX、
さらに寒くなれば寒冷仕様OD缶とP-153か、コールマンのスポーツスターになりますが、
まあ、そんな時期や場所で今後キャンプすることは稀かと・・・


で、2人用として自宅でも愛用している土鍋風アルミ鍋を載せると・・・

P9130379

まさにぴったり・・・
スペック上は鍋の上部内径が20cmまでとあり、この鍋は22cmなんですが、ご覧のとおり、
かなりボンベ側に寄せてもまだ余裕があります。ま、鍋の形状にもよるんでしょうが、
ボンベに熱が伝わり過ぎるようなら逆に離せばいいし・・・
ただし、このサイズがおそらく限界で、これ以上大きな鍋や鉄板は危険ですね。
(注意書きの追記です)
熱い鍋をヒートパネルがわりにしてボンベとの距離調整でガスの気化調整をする、とゆーのは、
あくまで長年の経験による裏ワザですので、よいこのみなさんは決してマネしないよーに・・・

それにしても、ゴトクまでなら77mmとゆー薄さは魅力ですね。
キャンプテーブルにカセットコンロを置いて鍋をつつく場合、たいていは立ち上がって
煮え具合を確認するのですが、ローテーブルとの組み合わせなら座ったままで箸が届きそうです。

また災害備蓄用として考えるなら夫婦二人でレトルトを温めたりパスタを茹でるぐらいなら
BOボーEXの大出力までは要りませんし燃料(CB缶)の節約にもなりますね。


つーことで外箱の開閉部分を一部補強し・・・

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自宅にたまたまあった、ぴったりサイズのスタッフバッグに収めれば・・・

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「少人数どこでも宴会用コンロ」の完成であります。
おっと、風除板を同梱するのを忘れないように・・・


さてさて・・・

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次回はどっちを持って行こうかな・・・
少人数で大鍋つーのもアリかな・・・じゅるじゅる




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2021年09月10日

備蓄用ライ麦パン!!!

ええ、(名目上は)災害備蓄用つーことで・・・

日持ちするドイツパンつーか黒パンつーかライ麦パンのパックであります。

もともと酸味のある黒パンもライ麦の味わいと食べ応えがあって大好きだったのですが、
たまにドイツ料理店とかで食べるぐらい、近所のスーパーやパン屋さんでは入手しにくいので、
やや割高になりますが長期保存できるパック入りをネットで購入した次第。

そーいやモンゴル植林ツアーのキャンプ場やウランバートルのロシア・レストランで食べた
黒パンはパサパサしてたけど旨かったなあ、新鮮なチーズやバターをたっぷりのせて・・・

もちろん日本独特のしっとり、もちもち、ふわふわの真っ白な食パンも大好きなんですが、
以前も書きましたが我が家にホームステイしてた各国の少年少女たちは、誰もが最初は
「歯にくっついて食べにくい」とか「柔らかすぎて気持ち悪い」とか言ってましたね。
ま、帰国後は揃って「あのおいしい食パンが食べたいよう」と嘆いてましたが・・・


閑話休題


まずはこちら・・・

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メステマッハーのオーガニック・ディンケル&グリューンケルン・・・
某Amazonのドイツパンの中では1番人気だそうです。




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500g7枚切りで100gあたり193kcalとありますから、これで約1000kcalですね。

原材料は有機全粒ライ麦と有機全粒スペルト小麦で、あとは海塩とイーストのみ、
こちらの賞味期限は来年の6月23日で10ヶ月ほどでした。

ちと検索してみるとディンケルつーのはスペルト小麦、より小麦の原種に近い品種だそうで、
グリューンケルンつーのは、まだ緑色の小麦を早めに収穫して焙煎、長期保存できるように
したものだそうです。

開封後は乾燥しないようラップで包み冷蔵庫に保管し早めに・・・と指示がありますが、
薄い7枚切りだしサンドイッチにすれば僅か3.5個分、我々夫婦の1食分に足りるかどうか・・・



で、こちら・・・

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デルバ プンパーニッケル・・・




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1パック250gなので、とりあえず3パックセットを購入しました。

プンパーニッケルを検索するとドイツ北部・ヴェストファーレン州が発祥のライ麦パンで
粗挽きライ麦とライ麦全粒の粗挽きを90%以上使用し16時間以上かけて焼成するのが特徴で、
ドイツ陸軍のレーションにも使われているとか・・・

確かに自衛隊のパック飯と同じパック入りで型崩れもなく常温保存できて、パック飯と異なり
加熱も不要だし、さらに日本人にとってのご飯と同じようなドイツ人の常食でしょうから、
ドイツ陸軍の
レーションにもぴったりなんでしょうね。
おそらくはこれ1パックにレトルトか缶詰の豆スープとソーセージとかで1食分でしょう。

こちらの商品は甜菜糖と麦芽を加え、酸味を抑えて苦味を効かせたとあり、250gで8枚切り、
つーか4枚切りをさらに半分にカットしてあって、大きめのクラッカーサイズですね。
100gあたり194kcalですから1パックで約500kcal、賞味期限は来年の2月末で約6ヶ月でした。

まあ、我々夫婦には「おつまみ程度」でしょうか、とても1パックでは・・・

いずれも年内に食べてしまうのは明らかなので、いずれ追加するかもです。


我が家で災害備蓄用としてローリングストックしている食品の中で、主食は基本的にご飯類
(米・レトルトパックご飯・アルファ化米・フリーズドライやレトルトのお粥や雑炊など)と、
麺類(パスタなどの乾麺・袋麺・カップ麺など)なんですが、たまにパンも食べたくなるもの・・・

ところが以前も書きましたが「世界中どこでもハンバーガーを食べたい!!!」兵士が殆どを占める
米軍で、膨大な費用と時間をかけて開発した戦闘糧食MRE用のハンバーガー・バンズは
評判がイマイチだったようですし、日本でも災害備蓄用に缶詰パンが各種販売されてますが、
長期保存するためなのか砂糖を使った甘い菓子パン類が殆どのようです。

つーことで、酸味のあるライ麦パンも好きなわたくし、開封したてはしっとりしてるだろうし、
砂糖は一切使ってないので副菜と一緒に味わえるだろうし、万が一残ったとしてもラップに
包んでおけば数日間は持つだろうしと・・・

ま、500gパックでも我が家で食べ残すことは、まず考えられませんが・・・ばくばくばく



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