米軍

2022年06月06日

レッド・メタル作戦発動

レッド・メタル作戦発動・・・

P6030941

そう、わたくしが大好きな「暗殺者グレイマン」シリーズの作者マーク・グリーニーが、
海兵隊の遠征打撃群として世界各地を転戦、海兵隊大学・指揮幕僚カレッジの副学長から、
作家になったとゆー共著者を得て、
現代における国家紛争の裏側と正規軍同士の機甲戦を
中心に描いた作品で、じつに読み応えがありました。

奥付であります

P6030943

日本語版は2020年4月の刊行で原著はその前年の刊行なので、この3年間の世界の情勢は、
もちろん盛り込まれてませんが、随所にその予兆などが描かれてました。


表紙カバー裏にあった著者紹介であります

P6030942

著者二人からの謝辞にありましたが共著者以外にも米空軍・陸軍・海兵隊・海軍の現役・退役
将官将校をはじめ、海兵隊大学の教授や学生、ドイツ機甲部隊の准将やフランス特殊部隊の
中佐など、多岐にわたる人たちの支援協力により刊行されたようで、確かに正規軍同士の
戦闘描写などは、これまでの「暗殺者グレイマン」シリーズには描かれてなかったもの・・・

物語は親中派台湾総統候補の暗殺や米インド太平洋軍トップらのスキャンダル暴露による
台湾海峡の緊張と米軍の太平洋方面への戦力集中、その隙に乗じたポーランドからドイツへの
ロシア軍の電撃侵攻、ところがその真の目標はベルリンではなくシュツットガルトにある
米軍ヨーロッパ・アフリカ本部で、その隙に乗じてアフリカのレアメタル鉱山を・・・

といったスリリングな展開になるのですが、侵攻前の妨害工作や侵攻後の機甲戦の様子などが、
じつに精緻に描かれてました。

もちろんアメリカ人の作家がアメリカ軍人やNATO軍人の支援協力を得て書いた作品ですから、
悪いのはロシアと中国の指導者で正しいのはアメリカとNATOという、お決まりの図式ですが、
大国に挟まれた小国の苦悩や決断、いきなり戦地に送り込まれた民兵の苦悩などもあって、
ともかくリアルな現代機甲戦の描写に圧倒されました。

ちなみに本作の中で、ロシア軍を指揮する老練な陸軍大将に「今のアメリカ海兵隊には
ロシア正規軍の部隊運用に対処する演習や訓練が欠けているはずだ」と言わせてるのは、
著者による警鐘だったのでしょうか・・・



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2021年12月28日

戦争がつくった現代の食卓

年の瀬も押し迫る中、とーとつですが・・・

戦争がつくった現代の食卓~
軍と加工食品の知られざる関係~であります・・・

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PC210693

原題タイトルがコンバット・レーションMREのパロディになってますね



著者・訳者・発行所・発行年月日等については下記のとおり

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カバー裏にあった著者紹介

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例によって目次のみご紹介・・・

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知らないことばかりで、にゃーるほどと勉強になりましたが、著者は自称「アメリカの
フードライター界の悪女」だそうで過激な文章にユーモアや皮肉も満載、読み物としても
とても面白い内容でした。

以下、わたくしの読後メモよりの抜粋です。
本文だけでも全14章300頁以上ある大作で、門外漢のわたくしの思い違いもあるでしょうし、
専門的な部分は殆ど省略してますので、興味を持たれた方は本書をご熟読下さい。


第1章 子どもの弁当の正体
・昔から料理が大好きで子どもたちにはカフェテリアの給食ではなく弁当を作っていた
(ちなみに著者の弁当アイテムは①エナジーバー②パック入りの加工肉③スライスパン
④プロセスチーズ⑤チーズ味のクラッカー⑥サランラップ⑦ジュースパウチだったそうです)

・やがて子どもたちが大きくなりフードライターになった
→取材するうちに自分が作っていた弁当は環境への負荷、栄養価、鮮度などいずれの基準でも
当時は悪者扱いされていた(アメリカの)給食にも及ばないことがわかった

・子どもの弁当に使っていた食品の殆ど、その製造に使われている技術の殆どはアメリカ軍が
コンバット・レーションをつくりだす中で生まれたもので、健康的でもなく、新鮮でもなく、
環境にやさしくもない、戦場の兵士用につくられたものだった
→持ち運びしやすく、すぐに食べられて、常温で長期保存でき、価格が手ごろで、
どんなに冒険心のない人でも食べる気にさせるもの
→言い換えれば、自分の子どもたちに特殊部隊と同じような食事をさせていた


第2章 (ボストン郊外にあるアメリカ陸軍)ネイティック研究所
・ハリウッドが映画の聖地、ナッシュビルがカントリーミュージックの聖地、ニューヨークが
出版の聖地であるように、ここはアメリカ人の食生活の基盤をなす加工食品の聖地

・海外でも駐屯地の食堂ではアメリカ人の家庭と変わらないバラエティーにとんだ内容
(ただし生鮮食品の価格は道路事情や待ち伏せ攻撃や僻地輸送などで国内の2倍近い)

・いっぽう前線ではネイティック研究所で設計・製造された各種の戦闘糧食
→個人用、先制攻撃用、ユニット式集団用、寒冷地用、長距離パトロール用、拡張モジュールetc

・レーションの歴史遺産展示
→南北戦争時代のハードタック(堅パン)
→第二次世界大戦時代のCレーション(缶詰)とP-38(缶切り)セット
→朝鮮戦争・ベトナム戦争時代の缶入りレーションやパン類etc

・戦闘食糧配給局ナンバーツーからの説明
→賞味期間は摂氏27℃で3年、保存性・品質・携帯性では保存性が手ごわいが専門家がいる
→民間への技術移転には積極的(緊急事態に消費者向け民間工場も使えるから???)

・レーションの試食
→MRE(わたくし何度か試してるので省略します)
→先制攻撃用(ファーストストライク・レーション)
(少しずつつまみ食いしたいように設計された3年常温保存サンドイッチやエナジーバーや
カフェイン入りガムなど)

・食品実験室
→小さな飛行機格納庫ほどの広さがあり常温保存可能な各種具入りパンを開発中だった
→本や雑誌やウェブサイトで公開されるレシピは数日から数週間で完了するが工業生産用の
レシピ開発には数年から数十年かかることもある→パンの味と保存性とか(たしかに)
→真空パックや脱酸素剤など包装の重要性
→野営中の兵士一人一日あたりのごみの量は3.6kgに達し、多くはプラスチックと紙
→ナノ複合材料、マイクロスフェア、生分解性プラスチックの開発
→テーマパークさながらの回転・落下・圧縮・水没・気候などの試験装置も・・・

・このように1日かけて見学してきた数々の実験室はカムフラージュにすぎない
→アメリカの加工食品産業を動かす真の仕事が行われているのは隣にある普通のオフィスなのだ


第3章 軍が出資する食品研究
・軍はアメリカ最大の食品購入者
→食品支出で国防総省を上回るのはシスコとマクドナルドだけ

・第二次世界大戦時の補給問題委員会
→全米科学アカデミーと米国学術研究会議が主催する外部組織へ
→1980年代初期から軍の幹部だけで構成される内部組織へ

・基礎研究、その実用化を目指す応用研究、その製品化を目指す開発研究
→基礎研究は国防総省、応用研究は非営利団体や企業パートナー、開発研究はたいてい産業界
(開発研究が巨大軍需企業にとって格好の餌場となる部分→航空機などと同じ)

・資金以外の多大な政府からの支援には報告義務がなく謎めいている
→提携事業はネイティック研究所が食品業界に与える仕組みの中でもとりわけ重要
→大手食品企業が提携契約を結びたがる理由→新技術の新製品で市場を支配できるから

・1970年代の終盤から日本が世界経済をも支配する勢力になりライバルと同じ政府介入政策に
→産業界は乗り気ではなかったが1994年の条項で大量の技術移転が実現した
→現在のライバルである中国の2倍から3倍に相当する連邦政府による研究開発投資
→多くの産業界の方向性に対して国防総省が極端に強い影響力を持つに至っている
→最良の科学技術が自発的に生まれ育つことはなく、軍事的支配を達成するための計画に
従った科学や技術のみが選ばれて方向づけられることになる

・軍の研究所が食品科学の基礎研究や応用研究を誘導するということは、それらの研究が
何より軍に適したものになるということを意味する
→その食品加工技術を無償か低額で譲渡→企業の食品もレーションに近いものになる

・戦闘食糧配給プログラムの予算は少ないが、その影響の大きさは想像を超えている


第4章 レーションの黎明期を駆け足で
・駐屯地で食べる給食と対比される行軍中や交戦中の戦闘糧食(コンバット・レーション)

・旧石器時代・中石器時代には短期間・集中的に食料を確保(男性は狩猟、女性は採集)すると、
それ以外の時期はのんびり過ごして絶えず新たな場所に移動していた
→獲物と他部族の美女を求め遠出したい男と定住を希望する女
→女が野生の穀物を噛んで離乳食を作ってたら酒ができ、男が従うようになった
→酒のための農耕で定住が実現(古代シュメール農耕の4割がビールづくりのための栽培)
→狩猟と農耕の中間に位置する牧畜を選ぶ者もいて農耕民を襲撃→新石器時代
(古代シュメールの牧羊神と農耕神の神話や農夫カインと羊飼いアベルの話)
→余剰食糧→権力→都市国家→防衛は自領内だが遠征先では食糧略奪より携帯食のほうが確実

・シュメール文明とともに史上初の常備軍が誕生
→2000年間で約14の都市国家が絶えず戦争しており強力な武器や軍事技術を発明したが、
出撃先が近かったのでレーションは凱旋行進用のビールやケーキなど初歩的なものだった

・古代エジプトは海と砂漠と川により他民族から隔てられており戦術は後れを取っていた
→東方から半遊牧民のヒクソス族に攻め込まれた
→100年以上かかって追い返し、その間に戦力も増強、自らも領土拡大に乗り出した
→駐屯地と野営地のための補給係を創出、ビール、パン、玉ねぎ、干物、塩漬け魚の補給

・特に魚の保存食はレーションの革命で軽量で保存が利き栄養価が高くアッシリア人も採用
→パンや粥よりアミノ酸が補給でき最も効率が良いのは乾燥または圧縮した動物性の肉
→その後の大帝国は戦闘中も携行可能なタンパク質の保存食品をひとつは用いるようになる

・古代ギリシャ軍の食事
→素人の重装歩兵は最大3日分の進軍に備えた糧食を各自で携行していた
→穀物数キロ、酢、玉ねぎ、携行可能なタンパク質としての山羊乳のチーズ
→例外は軍事国家スパルタの戦士だけだった
→マケドニアがギリシャを統一して歩兵の改革を実行
→世話係の同行を禁止し2週間分の穀類14キロを含む36キロの装備を義務化
(現代のアメリカ歩兵では45キロを超えている)

・ローマ帝国の保存食
→帝国の基礎はプロシュート・ベーコン・ソーセージ・ハードチーズ・ハードタックだった
→巨大帝国の端まで輸送しても変質せず1000年にわたり古代世界を支配した
→駐屯地ではさらに生鮮食品やワインなどのご馳走を堪能していた→高い農業生産性による
→畑や果樹園に合うのは豚肉で塩の交易を独占していたローマ帝国は保存が容易にできた
→加工肉店(サルメリア)が生まれ軍団とともに各地へ遠征

・バイキングとモンゴル帝国の糧食
→バイキングの船内食は大麦の粥とバターで干したカレイやタラも出るが基本は農耕民
→トナカイの尿で狂戦士になり残虐行為で北ヨーロッパを支配
→モンゴル軍は今日の特殊部隊の先駆者で兵士の食糧として完璧(携帯手軽軽量栄養豊富)な
粉乳シェイクや自家製ジャーキーや非常食としての馬の生き血など
→現モンゴル軍でも粉乳とジャーキーは兵士のリュックに入っている

・モンゴルに支配された中国人は乳や乳製品を嫌い、流浪の民の始祖であるセム族の
イスラム教徒やユダヤ教徒は敵の飼育する家畜であり移動に適さない豚の食用を禁じる

・アステカ帝国の食事
→旧石器時代までにメソアメリカ原産の大型草食動物はすべて狩り尽くされてたので
牧畜はできず、兵士の日常食は三種類に加工されたトウモロコシ、豆類、カボチャなどの種子
→ただし宴の際は太らせた捕虜(人食いの理由については諸説あり)


第5章 破壊的なイノベーション、缶詰
・産業革命により、軍で生まれた知識が市民に移行するという逆転が生じ現在も続く

・フランス革命で近代史における最初の国民皆兵制度ができ大量の補給が必要になった
→ナポレオンは根幹食品は船か動物で輸送、それ以外は現地調達という食糧配給戦略
→村で略奪する兵士は行方不明になり現地調達できなければ衰弱や飢餓が襲った
→1795年に懸賞金つきで食品保存方法を公募→ニコラ・アペールの瓶詰め湯煎が入選
→同じ頃にピーター・デュランドがブリキの缶詰を発明、1813年に缶詰工場ができたが
大量生産できず高価だったため、イギリスの陸軍と海軍が巨大缶を注文できたのみだった
→南北戦争の頃には小型化され加熱時間も短縮、兵士の日常的な食事となった

・乾燥、塩漬け、燻製、発酵に続く食品保存法で本来低温殺菌はアぺルティゼーションだが
50年後に登場したルイ・パスツールはこれの微生物を死滅させる科学原理を理解していたので
一般にはパスツリゼーションと呼ばれている→大発明なのにアペールさん気の毒

・1898年の米西戦争
→米軍はキューバの熱暑を考慮に入れてなかった→牛肉缶詰の腐敗?事件
→戦闘死亡は385人で病死が2485人→軍法会議の大問題に
→キューバで義勇騎馬隊の英雄だったセオドア・ルーズベルトがその後大統領になり1906年に
最初の「純正食品医薬品法」を成立させ陸軍は前線の食糧調達と配給を見直すことになった

・腐敗の仕組み(略)


第6章 第二次世界大戦とレーション開発の立役者たち
・1939~ローランド・イスカー大佐
嵩張り重いCレーションからKレーションへ
・1942~ジョージ・ドリオ
・1943~バーナード・プロクター
乾燥粉末マッシュポテト、高カロリー緊急用ビスケット、調理済み冷凍食品、救命いかだ用
液体レーション、合成ビタミンA・・・
→C,D,Kは見た目と味がひどかった(生鮮食品のAと調理済食品のBは駐屯地で食される)
→巨大缶詰肉、付け合わせ、調味料、食器を組み合わせた10人用10in1と5人用5in1は好評だった
・1944~エミール・ムラク
→戦後の外部委託研究プログラム→食品科学がひとつの学問分野に→無数の企業へ


第7章 アメリカの活力の素、エナジーバー
・発売されたのは1970年代だが90年代になっても意志の弱いダイエッターか、危険なほど
熱心なアスリートの食べる特殊な食べ物だった→なぜ普及したか

・ココアとチョコレートの歴史(略)

・ハーシーが高価なカカオの一部を安価な牛乳に変え手軽に買えるチョコレートバーに
→第一次世界大戦中は砂糖が調達できなくなったが軍請負のライバルは入手できてた
(この時期の原料不足からシリアルやドライフルーツやクッキーをチョコレートに混ぜ込む
ネスレ社のクランチなどが登場)
→ハーシーが1937年にDレーションを開発→これが現代のエナジーバーの先祖
→80年代には高温でも溶けにくいチョコレートがネイティック研究所で開発されハーシーが
1990年の湾岸戦争に納入、次の入札ではM&Mが勝ったが商業市場までは至らなかった

・陸軍の血漿粉末化研究による大規模なフリーズドライ技術→食品科学の偉大な成果に
→1960年代の宇宙開発でネイティック研究所にも予算が大量に流れた
→アポロ計画(1968~72)でのフリーズドライ食品は不味かった

・マーカス・カレルの水分活性説
→ゼネラルフーズ社がドッグフードに水分活性を応用→レーションにも
→缶詰は味はいいが重い、乾燥食品はおいしくないが軽い
→中間水分食品は水分活性が低下し細菌が増殖できず通常の包装材料で長期保存できるし、
しっとりと柔らかく食べやすくておいしい
→1971年のアポロ15号で中間水分食品のアプリコットバーが使われる→好評
→70年代半ばからネイティック研究所と連携していたゼネラルフーズ、カーネーション、
ケロッグ、クラフト、ナビスコなどから次々とエナジーバーが市場に登場したがイマイチ
→低血糖を経験したマラソンランナーが
開発した水分活性を低く抑えたパワーバーが登場
→1986年に製造がはじまり2000年までに驚異的な売り上げになり高額でネスレに売却
→その後は老舗の大手企業も積極的に参戦しアメリカ人の必需品になった


第8章 成型ステーキ肉の焼き加減は?
・動物の組織をつくり変えた食べ物を私たちが好んで食べる理由
→アメリカ陸軍が兵士に配給する肉のコストを削減する方法を追求し、方法が見つかれば
企業もコストを抑えられるので、消費者向けに同じ方法を嬉々として採用するから

・何世紀ものあいだ骨付きのままで肉を出すことが保険だった
→骨との結合状態さえ見れば、どの部位か、どんな状態か、一目でわかるから
(貧者は正体不明のくず肉をシチューかスープで食べていた)

・動物を殺す肉屋に対する思いは兵士や死刑執行人に対する思いと同様で複雑だった
→昔の肉屋は屋外で血まみれで屠畜し廃棄物は道端で腐敗していた→嫌われ者になってた

・温帯では新鮮な肉を食べられる季節は限られるが低温が腐敗を遅らせることは知られていた
→19世紀初頭に低温流通のコンセプトが生まれた→やがて氷からアンモニア冷媒へ

・軍の献立で最も高価なものは肉で支出の半分以上を占めていた
(生産に大量の土地と水と植物が必要で収穫加工保存運搬も難しいから)
→米西戦争までに冷蔵輸送が可能になったが大量輸送が必要になった第一次世界大戦で、
はじめて箱詰め加工牛肉が開発された→ただ、まとめて冷凍すると様々な問題が生じた
→新しい骨抜き技術で各部位に分類、急速冷凍技術で細胞破裂を防ぐetc
→精肉業者は残りの部位でも儲け、軍はカット肉で調理と給仕の人手と時間が削減できた
→アメリカの主婦は当初は受け付けなかったが50年かけて浸透させた
→現在ではスーパーで販売される牛肉の9割以上が箱詰め加工肉

・マックリブ(豚の成型肉)
→1981年にコスト抑制で登場→20年たってようやくヒットした
→軍のコスト抑制のための成型肉の研究からデニーズ、マクドナルドへ

・軍の成型肉の研究はソーセージのような伝統的な加工肉と異なり高級肉と思わせるのが目的
→1972年までに外部委託できる段階に、1976年から兵士に出し始めた
→1980年のニューヨークタイムズでネイティック研究所による成型肉の発明が紹介され、
一般消費者にも成型肉が広がる可能性があると推測→その一例がマクドナルドだった
・現在、成型肉は肉売り場以外でも様々な場所で購入できる
→本来の動物と人間の危うく暴力的な関係は・・・


第9章 長持ちするパンとプロセスチーズ
・パンはイースト菌の発見で魅力的な食べ物へと変貌した
(ビールの製造と関係していた可能性もある)
→調理済みの手軽なコンビニエンスフードの元祖で約6000年前に誕生

・大戦では生イーストの供給が追いつかず糧食研究所がイーストを休眠状態にする研究を開始
→ドライイーストで海外の駐屯地でもパンが焼けるようになった

・いっぽうで自家製パンはほぼ消滅した
→大量生産で資源が節約でき戦争に回せるから→忙しい主婦もその戦略に乗った
→1950年代には1日の摂取カロリーの1/3を占めるようになった
→工場の短時間での製パン法で風味・香り・食感が失われてしまった

・パンの保存に関する陸軍の研究が本格的に始まったのは第二次世界大戦中
→困難が大きく1950年代の穀類研究プロジェクト40のうち11はパンの保存に関するもの
(他にパン用ミックス粉の研究がありマフィンやケーキ用の市販ミックス粉になった)
→1957年に2~4週間はパンを柔らかく保つ酵素添加による技術が完成
→今日ではスーパーで売られる工場製パンの殆どに調整剤として酵素が添加されている
(高峰譲吉のアミラーゼの工業化成功にはじまり、酵素は飲料や食肉にも添加されており
酵素産業は今や年間50億ドルの収益)
→添加物による健康問題も指摘され1993年フランスのパン法令では添加が禁止された
→この基準ではスーパーの市販品はパンではなく陸軍が開発した「非老化性パン様食品」
→朝鮮戦争中からベトナム戦争にかけてレーションに加える缶詰パンを作ったが不評
→80年代半ばからネイティック研究所がパウチ入りパンの研究をすすめていた
→1996年にナビスコと共同研究開発契約
→数ヶ月保存までで立ち消えになったが、その技術はカプセル食品、冷凍食品、ベビーフード、
パスタ、エナジーバー、スナック、パン、キャンディ、シリアルなどに用いられ、これらは
アメリカ人の食事の75%を占める

・プロセスチーズとチーズパウダー
→20世紀初頭に高温や長期保存に耐えられるプロセスチーズができた
→第一次世界大戦で陸軍が大量に注文、これでクラフト社の覇権が確立
→第二次世界大戦ではKレーションやCレーションに入れるチーズスプレッドも購入
→陸軍は他の食品同様に乾燥と圧搾を追求→チーズパウダーの誕生→チートスも


第10章 プラスチック包装が世界を変える
・アメリカの原油消費量は20世紀の100年間で200倍になった
・1930年代の終盤まで耐久性のものは重く木材かガラスか陶器か金属、使い捨ては紙か蝋か布
→天然ゴムやシェラック樹脂など一部の素材が日本軍によって遮断され合成素材の研究競争に
→合成ポリマー(プラスチック)→1941年に海軍とNACA(NASAの前身)の出資で製造研究

・ダウ・ケミカルが発見したサラン(ポリ塩化ビニリデン)が1930年代後半には椅子や電車の
シートに使う繊維として発売されていた
→陸軍が注目し金属部品の露天海外輸送にサランをスプレーしていた
→レーションを湿気から守るにはサランに柔軟性と光分解しない透明性が必要と要望
→「光安定性を有する塩化ビニリデン組成」の特許申請はヒトラー自殺の四日後
→1949年サランラップの登場→4年後に極薄化し消費者市場に進出→家庭用ラップのトップに
→焼却時の塩素ガスと可塑剤の食品への移行が問題視され2004年に低密度ポリエチレンに

・レトルトパウチの開発
→1950年代はじめの陸軍の包装部門の要望をすべて解決する言葉が「プラスチック」
→水分を含んだ常温保存用食品の加熱と保存は缶詰以来ずっと頑丈な金属製の円筒だった
→陸軍がアメリカの食品業界とプラスチック業界の60社近い大企業を集めた
→1980年代以降はレトルトパウチのMREレーションが標準的な食事になった
→可塑剤たっぷりのレトルトパウチは兵士には許容可能なリスクかも知れないが・・・
→MRE1食からはプラスチックと厚紙を中心とした固形ごみ150gが生ずる
→アルミ箔層を含むラミネートパウチはリサイクルや燃料にならないしコストもかかる
→それでもポリマーだけでは蒸気を透過させるので金属バリアが必要だった
→80年代の終わりにナノテクノロジー・ポリマーがトヨタの自動車部品に登場
→10年後に陸軍がポリマー系ナノ複合材料がレーションのアルミ箔層の代替になるか調査
→2002年にネイティック研究所が企業や大学と連携した研究に着手
→人間の細胞にぴったり入るサイズのナノ粒子の健康への悪性データはほぼ皆無
→食品接触材料としてのプラスチック使用については民間人が阻止すべきでは・・・


第11章 夜食には3年前のピザをどうぞ
・ハードルテクノロジーの開発
→ドイツ連邦食肉研究所→ドイツ陸軍のためのハムとソーセージの微生物学の研究から
→基本的な手法はローマ帝国時代と同じだった→それを理論化・工業化
→ネイティック研究所の常温保存可能なサンドウィッチは開発から17年後の2007年に完成、
イラクとアフガニスタンでレーションに使われた
→ハードルテクノロジーは特にピザなど水分量の異なる複数材料に有効
→陸軍はクラストとソースを隔てるバジル風味ナノフィルムを挟んだ常温保存可能なピザを開発
・高圧加工と食品保存(略)


第12章 スーパーマーケットのツアー(軍で生まれた技術によるものツアー)
・袋入り洗浄済みサラダ用野菜→ガス置換包装で新鮮なまま
・フレッシュジュース・調理済み冷蔵品・カット済み野菜や果物・ソースやドレッシングetc
→高圧加工で非加熱殺菌済み
・ピザクラスト・フラットブレッド・ソフトタイプのトルティーヤetc
→ハードルテクノロジーでいつまでも古びない
・電子レンジで温めるだけの料理→重爆撃機の乗員用に軍が開発資金を援助したもの
・食肉コーナー→殆どがネイティック研究所からの技術
・プロセスチーズ・粉ミルク・常温保存可能な加工食品etc→レーションから
・パン売り場の殆ど・レトルトパウチ入り料理・常温保存可能なマッシュポテト
・菓子パン・エナジーバー・チョコチップクッキー・焼き菓子→中間水分食品
・缶詰コーナー→まさに昔のCレーションをたたえる記念ディスプレイ
・レトルトパウチコーナー→20年にわたる陸軍と委託契約業者による研究の成果
・インスタントコーヒー・スープ・粉末飲料・シリアルの小さな果物・調味料小袋のハーブなど
→第二次世界大戦の衛生兵に届けられた凍結乾燥の血液製剤やワクチンの末裔
・ハードボイルドライス→第二次世界大戦中にはじめて兵士に届けられたもの
・冷凍ピザ→最初のメーカーは陸軍の契約業者で飛行機で移動中の兵士に出す食事を考案
・濃縮オレンジジュース→兵士にビタミンCを摂取させるため1945年に低温蒸発製法が完成
・食品以外でもキッチン家電製品の殆どは軍に起源をもつ
・アルミホイル→戦後残った15万機の戦闘機を溶かした軍の安価な原料で家庭に普及した
・食品の栄養成分表示→食事ではなく栄養素という観点で考える→加工食品レーションから
・レジ横のM&Mのチョコ・リグレーのガム・チートス・乾燥ジャガイモのチップスetc
・積み替えなしでトラック・列車・船舶で運べるコンテナ輸送とパレット
・企業の「HACCP危険要因分析重要管理点」方式の食品安全管理・食品受容性研究etc

・スーパーに並ぶ食品の少なくとも半分以上は軍の技術によるもの

・食品科学と食品技術に関する基礎研究を軍が支配しているということは、
兵士に配給するレーションについての戦闘食糧配給プログラムの下す決定が、
一般市民の食べるものに関する事実上の決定となることを意味している


第13章 アメリカ軍から生まれる次の注目株
(本書の取材で調査していた2007年のプロジェクトから)
・病原体バイオセンサー→食品病原体の検出
・サプリメント添加による戦場での兵士のパフォーマンス向上
→すでにファーストストライク・レーションにはたっぷり入っている
・前線作戦基地用に新鮮な野菜や果物(FFV)の賞味期間を延ばす
(その選択肢がない状況で兵士が食べると士気が著しく高揚する)
・パーソナル飲料クーラー(高温による脱水状態には冷えた飲み物が最適)→すでに市販化
(60kg近い装備で高温の砂漠を歩く兵士は1時間に2ℓの水分補給が必要だがキャメルバッグに
入った温かく消毒臭がする水は飲んでも吐いてしまう→身体能力や認知能力の低下も)
・ソーラー式冷蔵コンテナ→2016年には野戦炊事車に導入
・ごみをエネルギーに変えるコンバーター→兵士1人1日あたり3.6kgのごみの8割は食品関係


第14章 子どもに特殊部隊と同じものを食べさせる?
・未来の戦争は小規模な特殊作戦部隊向けになる
(偵察と監視、パートナー支援と訓練、低烈度紛争、テロ活動への潜入妨害対応、高価値標的破壊)
→このような流動的でダイナミックな戦闘環境での大規模な駐屯地の設営は負担が大きい
→後方支援の対象も小規模な前線作戦基地になる
→個人用戦闘装備の急激な高性能化もあり駐屯地も小規模化へ
→このシナリオに集団が食卓で落ち着いて食べる温かい食事の入る余地はない

・包装を破って中身を食べゴミを捨てるだけのレーションは加工や包装のコストが高くても
陸軍にとっては最も費用対効果の高い食糧配給方式
→野戦炊事車も生鮮食品の輸送も怪しい第三国の食糧調達業者も食肉検査官も冷蔵コンテナも
不愛想な料理人も厨房のごみ処理も鍋洗いも器具磨きも兵員食堂の管理も要らないから
→実際に陸軍は一日三食という食事の概念を崩そうとしている

・本書の執筆を通じて、むきになって料理を手作りするのをやめた
→以前は6人分のきちんとした食事を作ると心が安らいだが、今はそれが腹立たしい
→いかに手早く大量の箱と袋を開けてテーブルに食べ物を出せるかを常に考えるようになった
・料理は(昔は自分たちで歌ったり演奏していて今は大勢で共有する商業的なものになった)
音楽と同じ道を歩んでいて、いわば死にかけのアート・・・
→家族のために料理する場合でも、少なくとも材料の半分は加工済食品

・軍→食品科学→食品をおいしく安全に変質せず保存できる方法の解明→調理の飛躍的向上
→工業生産化→無数の食品の発明→加工食品による主婦の自由(選択肢)

・一方で工業生産される加工食品の殆どは不健康で安定性と長期保存のための添加物入り

・加工食品の殆どにレーションを薄めたものが潜んでいる
→レーションは兵士のために設計されたもので少なくとも子どもの健康にはよくない

・家族が求めているのは私の料理そのものではなく私に何かしてもらっているという感覚
→母親、妻、娘としての私の存在を実感したいのだ
→この思いを満たす方法はたくさんあるが私の場合は料理がそのひとつだった・・・



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2021年11月16日

AI・兵器・戦争の未来

とーとつですが・・・

AI・兵器・戦争の未来であります。

PB120660




著者・訳者・発行所・発行年月日などは以下のとおり

PB120674

今年4月の新刊で本文だけで400頁以上、原注・用語解説・付録・索引も付いた分厚い本です。



例によって目次のみのご紹介・・・

(目次だけでも10頁ありますが順に項目を眺めていくと本書の概要がわかります)

PB120663


PB120664


PB120665


PB120666



PB120667



PB120668



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2050年以降については「ターミネーター」や「マトリックス」の世界そのものでしたが、
今放置すればSFではなく現実になり戦争の可能性が高まるだけでなく・・・とゆーのも、
これらはすでに実戦配備されているAI兵器のすぐ先にあるもの・・・とゆーのも驚きでした。

著者はIBMとハネウェル社で30年以上にわたり国防総省向けナノテクノロジー研究などに
従事していた物理学者だそうで、豊富な研究開発経験からの検証には説得力がありましたし、
2017年の著書はAmazonのナンバーワン・ベストセラーになったとか・・・

以下、わたくしの読後メモから一部を抜粋・・・
ただし兵器に関する部分以外(特に後半のあるべき姿など)のメモは殆どカットしてますし、
わたくしの無知による勘違いもあるでしょうから、興味のある方は是非ご一読を・・・



序章より
・あなたの国で突然戦争が起きたら、あなたがたの息子や娘たちによって守られたいか、
それとも自律型AI兵器システムによって守られたいか?
・あなたがたは敵の
息子や娘たちによって侵略されたいか、それとも自律型AI兵器システム
によって侵略されたいか?

・人間の直感的な道徳的認知能力は倫理的に望ましいものなのか?
→もしイエスなら、必ず人間による制御が必要(致死性自律型兵器システムについて)

・スマート兵器から全能(ジニアス)兵器への移行過程で人類絶滅のリスクを冒すことなく、
AI兵器の能力を増強し続けることは可能なのか・・・
→現実に米中露は精力的に配備・増強しようとしている


第1章より
・AIを備えた初期型ロボットでさえ貪欲さ・欺瞞・自己保存性をみせた(後述)

・社会や兵器が複雑さを増し敵の脅威が増大するにつれ、人類はコンピュータ依存を深める
→コンピュータが「超絶知能」になるのは2070年代とAI専門家の少なくとも半数が予測
→「超絶知能」の人類に対する判断は、人類がハチを有用なハチか有害なハチかで判断する
のと同じ。(人類はハチにはイヌほどの知能はないとの前提で判断している)

・アシモフのロボット三原則を「超絶知能」にプログラムしたと仮定しても・・・
→自己保存の欲求が進化の土台なので最大利益に反すれば抹消することを選択するかも
・「超絶知能」が国家兵器システムの一部なら完璧に防護され人間から隔離する手段を持つ
・「超絶知能」がアシモフ・チップに適切に接続しているか(人間が)確認する方法はない

・コンピュータの歴史→2014年の映画「イミテーション・ゲーム」(エニグマ解読者)
→チューリング・テストは人かマシンかの判別に今でも有効な方法
・自動駐車や会話など人間の知能を必要とする作業を遂行できるコンピュータが通常はAI
→スマートフォンの肯定的な側面とスマート兵器の暗い側面


第2章より
・AI効果→AIが組み込まれていることを意識しない→ただのアップグレード版と認識している
→汎用人工知能が製造されていないだけで、AIはすでにあらゆる分野に浸透している
→人類は4300年前に石斧を作り木の実を砕いたチンパンジーや人工知能の進化を過少評価

・セキュリティ分野
→テクノロジーは倫理的規制よりも先に進歩する→個人情報盗難とサイバー攻撃

・モノのインターネット(IoT)→信頼が従属へ変化→ハッカーの脅威→規制すべきか

・パーソナルアシスタントと生産性→iPhoneの登場
→カーク船長はコミュニケーターに質問したり、それで映画を観たりはしなかった

・E・コマース(ネットショッピングなど)→取引の85%をAIが処理
・ロボット工学→掃除機ルンバからMQ-1プレデターまで

・教育→インターネット以前は授業では質問できるが家では教科書のみ、宿題は図書館へ
→AIによる個人指導システム・クラウドゾーニング式指導強化法・深層学習システムへ

・AI依存の増大とそれに気づかないAI効果→開発や使用を規制する法律はない
→すでに自律型兵器システムを(ロシアは)配備している


第3章より
・中国
→アジア太平洋とりわけ近海支配権の強化にはアメリカとの軍事的均衡を必要としない
→アメリカの世界的任務はアジア太平洋地域を含む海洋航行の自由を確保することだが、
→アジア太平洋地域に限定すればアメリカに脅威を与え続けられる
→戦争の非対称的な側面
→中国とロシアの軍事投資の重点は自律型兵器で非対称な優位を獲得することへ
→百度バイドゥ社はマイクロソフト社の1年前に人間の言語認識を上回ったAIアルゴリズムを
開発し沈黙を保っていたが、これは偶然ではない
→音声認識や自然言語理解の分野も同じで軍や政府系ではなく民間企業から獲得できる
→AI分野の強力な商業基盤が自律型兵器の強力な軍事的優位を占めることを理解している

・ロシア
→核の均衡以外では米中両国に後れをとっている
→人口が少ない不利があるのでロボット軍、自律型兵器を配備する戦略を公表している
→さらに世界経済に組み込まれている世界第2位の武器輸出国で次世代兵器の輸出も重要

・アメリカのオフセット戦略
①戦争に勝つための軍事テクノロジー②戦争を抑止できる技術的な軍事能力
→1960年代は核兵器における技術的優位で通常兵力での抑止による出費を抑えた
→1975~1989は数より情報・監視・誘導での技術的優位を重視した「スマート兵器」
→80年代後半に追いつかれ新テクノロジーは民間企業から得られるようになった
→2014年からの第3の
オフセット戦略→人工知能・ロボット工学・小型化による優位
→ただし相手が開発するまでの僅かな期間しか続かないもの

・自律型兵器と遠隔制御型兵器は別
→アメリカは適切なレベルでの人間の判断という半自律型の配備を望んでいるが
→ファランクス・システムは速やかに対応する必要性から人間の制御を外している
→サイバー防衛においては攻撃が瞬時なので一部を自律型とした半自律型に
・戦闘機と爆撃機における自律型の優位性(極限飛行が可能・生命維持システムが不要など)
・ナノ兵器の分類(略)
・人間の関与の分類→制御・監督・自律
→国防省指令は自律を禁じているがサイバー戦など一部は例外として認めている

・(最も精密な半自律型兵器を保有しているといわれる)アメリカ海軍の例
→ロッキード・マーティン社のイージス兵器システム
→ノースロップ・グラマン社のX-47Bドローン実証機など

・アメリカ陸軍の例
→陸軍で最も重要なのはサイバー戦で使われるナノ兵器
→自律型戦闘車両・偵察斥候スローボット
→爆弾処理ロボットやTOWミサイルは半自律型

・アメリカ空軍の例
→遠隔操縦ドローンなどは半自律型→
操縦士不足でさらに自律性を高める研究中
→撃ちっ放し空対地ミサイルも人間が引き金を引くので半自律型
→目的はスタンドオフ能力とドローン操縦士の負担の軽減

・アメリカ沿岸警備隊・海兵隊の例
→サイバーコマンド、無人機、水陸両用武装ロボットなど

・中国の例(自律型兵器への国家規制はなく国際法制定を要請している)
→AIを駆使した巡航ミサイル、2016世界最速のスーパーコンピュータ(2018ではアメリカ)、
2015ハッカー軍の公表(サイバー諜報には熟達しているがサイバー戦の経験は少ない)

・ロシアの例(人口の少なさという弱点を補う自律型兵器の配備を公言している)
→モスクワの新弾道ミサイル防衛システム、カラシニコフ・グループの新戦闘モジュール、
武装歩哨ロボット(いずれも自律型)、P-800オーニクス・ミサイル、最先端のサイバー攻撃能力
→ワシントンはサイバー戦はエスカレートしやすいと見る傾向が強いがクレムリンの敷居は低い
→ジョージアやウクライナの緊急事態では通常戦力を増強する手段としてサイバー攻撃を運用

・次の段階では致死性自律型兵器になるだろうが、これは火薬・核兵器に続く第三の革命
→議論は今や開発するか否かではなく、どれだけの独立性を与えるかが中心に
→これはアメリカ軍が「ターミネーターの難問」と名付けた問題


第4章より
・兵器開発は認識された脅威の結果→どの国も同様のプロセスでその結末が「新しい現実」
→「新しい現実」の時代に平和はなく勝利したよう見えても紛争の只中にある
①米中露の緊張の高まり
②北朝鮮など「ならず者国家」の脅威
③中国の南シナ海の領有権主張
→毎年5兆3千億ドルの船舶貨物が通過、うち1兆2千億ドルはアメリカ
→推定110億バレルの原油と190兆立方フィートの天然ガスを埋蔵している
→世界漁獲量の12%を占め、中国は世界最大の漁業生産国・水産輸出国
④ロシアのクリミア併合・ウクライナ東部のロシア化・テロと独立運動の支援

・国防省指令に拘束されない中国やロシアに対して長期的に軍事的優位を維持できるか
・自律型兵器の国際的な規制は可能か
→生物兵器は制御の困難性、化学兵器は戦略的な非有効性から可能だったが一部のみ

・グーグル翻訳サイト(2006~)の例→ニューラルネットワークで最高水準に

・ムーアの法則→価格が一定でも2年おきに性能は倍増(コストは半減)→収穫加速の法則
→2040~50でスーパーコンピュータが人間の知能レベルに到達
→人間レベルの自律性を備えた自律型兵器の到来(配備するのは米中露)
→2070前後に超絶知能(シンギュラリティ)マシンが出現→人類を脅威と見なすかも


第5章より
・AI内蔵兵器の相互接続→群生行動の推進→スウォーム・ボートの例、USSコールの例

・ナノエレクトロニクス・マイクロプロセッサやナノ素材を活用しているものがナノ兵器
→人工知能を搭載する精密誘導兵器がスマート兵器(スマートとAIは同義)

・全能(ジニアス)兵器は超絶知能を搭載しているかそれに接続されているロボット兵器

・スマートから全能への移行
→軍用自律型ナノボット(MANS)を超絶知能が無線制御すれば全能兵器
→膨大な数が必要なので自己増殖機能を持たせることになろう
→医療用ナノボットはすでに存在する→軍用は極秘だが・・・

・軍事力の投射能力→現在はアメリカが優位(原子力空母と潜水艦)→超絶知能で自動化へ
→通常兵器や核兵器に加えMANSを紛争地域に投入することができる

・知能爆発→知能マシンはさらに高性能な次世代マシンを(自ら)開発する
→真空管→トランジスタ→集積回路→量子コンピュータ(もつれの加速を1減速を0とするなど)


第6章より
・第二次世界大戦における戦域指揮官とスタッフの責任
→計画と伝達、監督と報告、敵の行動に基づく計画の修正
→紛争ペースが速まると計画修正や意思決定に関与できなくなる
→現場指揮官が修正をおこなうことになる
→人間より弱いAIの自律型兵器は現場指揮官と同じ→MK-50魚雷の例

・2009スイス連邦工科大学・知能システム研究所(ローザンヌ)の実験
→欺瞞と狡猾さと自己保存を数百世代で学びプログラムを無視して利益を最優先した

・イギリス王立協会の2012年報告
→無意識に標的を画像処理するほうが意識的に標的を知覚するよりもはるかに速い
→道路の先に何か正常でないものがあるという兵士の直感
→兵士の潜在意識が瞬時に情報を処理し特定できない脅威として本能が作動したもの
→兵士は検分し続け、やがて即製爆発装置を発見した

・脳内ニューロンの活動パターンを追跡できるヘルメットを被ったパイロットは、
潜在意識下で航空機を操縦し、意識的に脅威を感知する前にミサイルを発射できる

・2016ジョンズ・ホプキンス大学の実験→脳内インプラントへ
→このシナリオなら人間による自律型兵器の制御は可能→もし接続先が超絶知能なら?

・相互確証破壊MADから全面確証破壊TADへ
→攻撃の疑いのある全ての国に対する全面的報復


第7章より
・アメリカ国防省指令による定義(国際的には合意されていない)
自律型兵器システム
=起動後、オペレーターの関与なしに攻撃目標を選定・交戦できる兵器システム
半自律型兵器システム
=起動後、オペレーターが選定した個別の攻撃目標あるいは特定の目標群に対する交戦のみを
自動的に行えるように設計された兵器システム

・自律型兵器は現存しない将来の新しい兵器→これが最大の誤解
→自律型兵器は目新しいものではなく現存し「将来に発展を遂げる分野」ということ

・アメリカのファランクス近接防御火器システム、ロシアの偵察ロボット、移動式ロボット複合体、
カラシニコフ・グループの新戦闘モジュールなどは自律型兵器
・イスラエルのハーピー2ミサイル、イギリスの対装甲ミサイル二重モード式ブリムストーン、
韓国のSGR-A1歩哨ロボットシステム
も自律型あるいは容易に自律型に転換可能な兵器

・自律型兵器は区別原則・均衡原則・説明責任といった法的要件を満たせると考えている
→AIの進歩で自律型兵器が全能兵器に至ると人間の倫理は全能兵器の倫理に変わる・・・



第8章より
・1930年代のソ連のT-26軽戦車ベースの「テレタンク」→初の無線遠隔操縦の無人戦車
・2016年のロシアの無人戦闘車両「ウラン-9」
→30mm機関砲、7.62mm機関銃、アターカ対戦車誘導ミサイルを装備

・アメリカM1A2エイブラムズ戦車の次世代タイプはロボットとなる公算が高い
・フォード級超大型航空母艦はニミッツ級のほぼ半数の乗組員
・ズムウォルト級駆逐艦はアーレイ・バーク級駆逐艦の2/3の乗組員

・国際人道法と自律型兵器と意志決定ループへの人間の関与
→区別原則や均衡原則はAIの進歩でプログラムにより制御可能になる
→一方で核兵器は国際人道法を侵害する
→自律型兵器や全能兵器の登場で核兵器への依存は低下するだろう
→全能兵器の出現により技術先進国は核兵器の廃絶に合意するかも知れない

・エイリアンは我々の言語や習慣は理解できないだろうがエネルギーについては理解するはず
→エネルギーの作り方と利用法を知っているから星間移動してきた
→エネルギーの製造と利用について我々と同じ進化を遂げた可能性が高い
→稀少物質とかではなくエネルギーそのものが宇宙の真の通貨
・米中露はすでに宇宙条約に違反しているのは明らか


第9章より
・MANSは超小型で製造も容易→敵の領内に密かに持ち込むと生産ラインとして機能する
→どこの国の仕業か特定は困難で核ミサイルと異なり探知も困難

・1832年の戦争の霧(クラウゼヴィッツ)・2003年の同題映画(マクナマラ国防長官の告白)
→当初は戦争の副作用で兵器ではなかったがノルマンディー上陸の隠蔽作戦に使われた
→イラク戦争、クリミア併合などでも意図的に使われている
→霧を晴らすのはテクノロジーで人類にとって霧は晴れない

・歴史は勝者によって書かれる(チャーチル)→超絶知能が有する歴史は?
→1776アメリカ独立宣言「すべて人間は平等」に女性・奴隷・子供は含まれていなかった
→その後の歴史で進展を遂げたが、歴史が正確な記述であり続ける保証はない→洗脳

・シンプルコンピュータ(パソコン・スマートフォンなど)
・ハイエンドコンピュータ(イージス・システムなど)
・スーパーコンピュータ(人間の脳の処理速度に近いもの、集積回路)
・超絶知能(人間の認知能力をはるかに上回るもの、量子コンピュータ)
→天気予報と異なり国家安全保障の場合は超絶知能の警告に従うしか方法がない

・(ドイツ兵に囲まれた自分の位置を砲撃座標として指示した)フォックス少尉の自己犠牲の
判断と超絶知能による判断に違いはあるか

・今世紀の後半には米中相互防衛条約が締結される→避けられない同盟
→米中の依存関係は深化し米中(だけ)の経済が発展する
→軍事コストはさらに高価になり、それを維持できるのも米中だけになる
→米中間の戦争が人類の滅亡と地球の破壊をもたらすことは明らか
→そんな中での国防費支出は困難で無駄なことだと気づく国家が増える
→アメリカの州になるか経済成長に専念するためアメリカの保護国になる
(著者がイギリス滞在中、多くのイギリス人がアメリカの州になることを希望していた)

・核兵器保有国は現在9ヶ国(米中露英仏印パキスタン北朝鮮イスラエル)
→このうち米中露が関わる世界戦争は地球の完全な破壊をもたらす
→今世紀の後半に全能兵器を保有している可能性は高く核兵器の破壊力を凌ぐだろう
→いかなる紛争行動も全能兵器の使用を誘発するので各国とも慎む
→冷戦が「不安定な平和」をもたらしたように、絶え間ない不安状態に置かれ続ける


第10章より
・人間とマシンとの競争はエネルギーと天然資源をめぐる争い→共存できるほど広くない
→映画ターミネーターのような公然たる戦争では人類が勝者になる機会を与える
→人類に対するマシンの抵抗は悟られないように隠して「戦わずして勝つ」はず

・脳内インプラントで超絶知能に従属した人類も生き残る時間は僅か
→宇宙の真の通貨であるエネルギーを使う価値のある存在と認識しなくなるから
→それ以外の人類は22世紀の前四半期には病気・事故・老衰により死に絶える


終章より
・自律型兵器と全能兵器
→人類絶滅の危険なしに自律型兵器を開発することはできない→核兵器と同じ
→それでも開発・配備は続くので・・・
①防御に焦点をあてる
→防御が100%有効なら攻撃は行われない(今は確実ではないので北朝鮮は実験を繰り返す)
②半自律型兵器に焦点をあてる
→人間の「意思決定ループへの関与」は区分原則・責任の所在原則の保証となり国際人道法
とも合致し、それが国家の軍事能力を弱めるとは思わない。
③自律可能な兵器に制限を設ける
→自律型の大量破壊兵器を作るべきではない
→コンピュータ依存なのでサイバー攻撃や誤作動やウィルスが第三次世界大戦の引き金になる

・草の根の(SNSによる)活動や世界的なイベントを通じて「マシンがもたらす脅威」は
世界の指導者の関心を呼び起こすことができる

・2020年7月現在のスーパーコンピュータ・トップ10の1位は日本、2位3位はアメリカ、
4位5位は中国、6位はイタリア、7位8位はアメリカ、9位イタリア、10位スイス・・・
→超絶知能は複数の国で出現し、ほぼ同時に起こり得る、ということを示している

・戦争を予防する最善の方法は、
→戦争に関与することは無益であり、自らの破滅を招くということを、
→あらゆる敵対者に明らかにすることである

・地球の正当な継承者とは人類であり知能マシンではない
→我々は人類であり我々は人間の精神を体現している
→コンピュータはマシンにすぎない

云々・・・


ちなみに解説(小野圭司・防衛省防衛研究所特別研究官)にあった(講義でも話しているという)

・軍事や安全保障の分野では「
阪神ファンの応援心理」が大事とゆーハナシ・・・
→関西の阪神ファンは一流選手だった野球評論家から街のおっちゃん・おばちゃん、小学生の
子供まで「昨日の監督の采配はアカン」とか「なぜあそこで代打を出したんや」とか試合の
論評をするわけです。
→そうしてファンの世論というものが形成されて、ファンが怒り心頭に発すると、監督や
球団社長の辞任・解任という事態を招く力を発揮します。
→安全保障も同様で一部の専門家に限らず、いろんな人が議論することが大事です。
(もちろん大衆扇動や教条論争に陥らない冷静で客観的な議論が前提)
つーのには感心しましたし・・・ま、結果が勝率に繋がってるかは別ですが・・・

・日露戦争の児玉源太郎の言葉「諸君は昨日の専門家かも知れんが明日の専門家ではない」
(司馬遼太郎「坂の上の雲」より)→これは今日の安全保障論議にも当てはまります。
「阪神ファンの応援心理」については(略)フランス宰相クレマンソーの「戦争は軍人だけに
任せるにはあまりに重大である」の対を張ってるつもりです(笑)。
つーのも印象に残りました。


(追記です)
「デジタルな不死を探して」というカナダで制作されたドキュメンタリー番組が11月12日に
NHK・BS1で再放送されてて(わたくしははじめて)観てました。

実在する人物の膨大なマインドファイルをもとに作られたAIアバターやAIアンドロイド、
培養された脳細胞で動くロボット、
クラウドベースのAIと脳を融合させる動きの是非論議、
トランスヒューマニストとチーム・ヒューマン、シンギュラリティ・ネット創設者の話など、
本書にも密接に繋がるテーマばかりで興味津々でした。

特に番組ラスト近くのFacebookチャットボット同士の会話の音声化には驚愕しました。
やがて独自の言語を作りはじめたことに開発者が気づきシャットダウンしたそうで、
「(これは)コンピュータが世界を乗っ取るには程遠い話ですが、AIが我々の言語を使って
未知の領域に踏み出したことは確かです」と結論付けてましたし・・・


(さらに追記です)
11月24日放送のNHK番組「クローズアップ現代+」で、実際に自分をAIに置き換える人たちや、
脳波を読み取って直接パソコンを操作する様子などが紹介されてました。

さらにニューズウィーク日本版には、こんな記事も・・・
AI兵器vs AI兵器の戦争は人知を超える(キッシンジャー&エリック・シュミット)(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース








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2021年03月29日

ALPHAのカメラバッグ!!!

今回はカメラ関連記事でミリタリー関連記事!!!

???

そう、MA-1フライトジャケットやM65フィールドジャケットなど米軍サープラス品で知られる、
ALPHA INDUSTRIES アルファ インダストリーズの・・・

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・・・ロゴ入りの・・・





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カメラバッグであります!!! 

外側はオリーブドラブで内側はエマージェンシー・レッド!!!(オレンジ)
そう、昔ながらの定番カラーです。じゅるじゅる



カバンの町・豊岡にあるスワンのライセンス品でサンワサプライの販売だったんですが、

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ジッパーもALPHAのロゴ入りですし・・・


織ネームも・・・

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つーことで、お値段の割にはよくできてました・・・


そう、ようやく買ったカメラとレンズはモンベル・ランバーパックMに収まったのですが、
常に持ち歩いてたEDCキットの行き場がなくなったので、新たに買ってみた次第。

ええ、わたくし本来?のカメラバッグは、小型ミラーレス一眼にはちと大きいし・・・

カメラ単体のケースもいいのですが、わたくしカメラだけを持ち出すことは滅多にないし、
すぐに取り出せるショルダーバッグかウェストバッグなら、ひとつにまとめて持てるし・・・

もちろんカメラ専用ではないバッグ類も、上
記リンク記事のように、しっかりしたインナーさえ
入れておけば安心なんですが、やはり専用品もそれなりに便利かと・・・
さらにこちらはポケットもいっぱいで、ふつーのショルダーとしても使えそうだったし・・・

そう、ランバーパックは基本的にはウェストバッグで、ショルダーバッグとして使うのに、
やはりショルダーバッグも欲しかった・・・ま、これは物欲の問題ですが・・・

ただ、各ポケットにマチがなく、さらにカメラバッグは全体にクッションが入ってるので、
わたくしがカメラ類とEDCキットなどを一緒に持ち歩くには、容量は
やや小さめでしたが、
フラップトップで
高さ調整ができるので、荷物を本体内に積み上げることも可能です。

全体がスリムなので、ナナメがけでボディバッグにしても、首からかけてズタ袋にしても、
あまり違和感はないし、これはこれで、それなりに使えそうです。




さらに・・・

カメラバッグには厚手のクッション材が入ってるので、こんなのを入れると・・・

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クーラーバッグに変身じゃあ!!!

そう、これからのシーズンは、この使い方がメインに・・・



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2020年08月28日

ワールド・スケールモデラーNo.2!!!

(期間限定のお知らせ)
2020年8月25日より当ブログサイトのURLをhttp:からhttps:に変更しています。
登録されているリンク等で閲覧に不具合が生ずる場合は変更をお願いします。


と、とーとつですが「ワールド・スケールモデラーNo.2」であります!!!

ええ、2018年の秋に発売された創刊号No.1に続く第二弾!!!



じゃーん

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モデルアート社 2020年8月10日発行

ちなみに右のジオラマは1/72スケール!!!で、この作品のモノクロ写真が当時の記録写真と
混同されて、ネットで出回ったことがあるとか・・・まさに凄いの一言です。



裏表紙

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こちらは1/96スケールだそうです。



奥付であります。

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こちらはドイツ軍に鹵獲されたP-47Dサンダーボルトでスケールはなんと1/32!!!

上記リンク記事にも書いてますが、わたくし編集長とは学生時代のSF研究会仲間で、
日々授業をサボってミリタリーモデル作りを競い合ってた???仲・・・ 
ま、当時からレベルは桁違いでしたが・・・
昔から工作は苦手でしたが、ジオラマ作品を見たりするのは今でも大好きです。


例によって目次のみご紹介・・・

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一番下、台湾迷彩会の張中復氏によるオランダSMC模型コンテスト記事で知ったのですが、
昔、張氏とともに台北で歓待いただいた王徳方氏が昨年、若くして急逝されてたんですね。

あらためまして、心よりご冥福をお祈りいたします。謝謝了



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